リレイションシップ
インターンシップ
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たような、叢雲の顔。
「合格、でいいかしら?」
神風の絞り出すような声。
土煙が晴れていき、最初は剣を突き出す腕だけしか見えなかったのが、露になっていく。
着ていた着物は既に袖や裾がズタボロで、自身も立っているのがやっとだろうという有様。
それでいながら、叢雲の槍を押し返そうとキリキリと鍔迫合いをしている。
「やるわね。思っていたより。」
叢雲は鍔迫合いする刃先を弾くと槍を納め、静かに壬生森のほうを見る。
神風はようやっと立っている状態で、肩を大きく揺らして息をする。
壬生森はそんな神風を見て、ハーブティーの残りを飲んだあとに立ち上がる。
今まで、新人を受け入れる度にしていた、いつもの儀式。
「……合格だ。ようこそ、『蒼征』へ。私が壬生森だ。」
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