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とある3年4組の卑怯者
1 再会
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いた。でも別れ際に浜辺で拾った貝殻をプレゼントした。
「どうもありがとう。大切にするわ」
 彼女はそう言って両親のもとへ戻った。藤木はまた会えると信じていながら・・・。

 それからしばらくして、藤木はリリィに好きだと伝えたいがためにクラスメイト達の協力でラブレターを出した。そして返事が来た・・・。だが、返事には藤木とは誰か覚えておらず、キャンプファイヤーでギターを弾いていた男子と勘違いしていた。藤木じゃない、それは花輪クンだよ・・・。そしてその人なら喜んで文通させていただくわ、と。藤木は自分はリリィとは駄目なんだと実感していた。
 返事をもらったと知ったクラスメイトたちは賞賛していた。あの笹山まで疑わずに褒めていた・・・。でも藤木は嬉しくはなかった。なぜなら自分はリリィに忘れられたのだから。

 そんな失恋もあったが、藤木はリリィとまた学校で会えることを楽しみにするのだった。
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