暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
7章 勇気
解答
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「恭也さん・・・?」

「これ以上は相手を殺してしまう」

 俺の全気力、全ての力を一気に出し切る正拳技「覇王拳」を発射している時に腕を捕まえるとは・・・

「こんなふざけたことが出来ないように、自分の事を思い出したら恐怖をするようにしたかったんですけれど」

「それでもやりすぎだ」

「仕方ないですね・・・」

 俺はそう言われ、恭也さんと一緒に回れ右をしてなのはの方に向かおうとしたら、神代がこちらに最後の力を振り絞って向かって来たので、

「しつこい」

  後ろ廻し蹴りをしながら、跳躍をしそのまま飛びまわし蹴りでフィニッシュをあごに決め
流石にその場で倒れ落ちた。

「無駄な労力を使わせてくれる」

 恭也さんは構えを解き、やりすぎだという顔をこちらに向けてきたのだが、
俺自身は不可抗力ですってばっていう感じで頭を下げた。

「無茶しすぎだと思うのだが、まずはありがとうな」

「いえ、なのはを救えてよかったです」

 なのはは今士郎さんに抱き付いている。
そんななのはを見ながら救えてよかったって本当に思える
あぁこのことか




「ねぇ探偵のおじさん」
 「おじさんか、確かにな。なんだお嬢ちゃん」

「なぜ危険な目に合うかもしれないのに助けに来てくれたの」

「助けた時のお嬢ちゃんの笑顔が俺にはうれしくてな」

「怖くないの?」

「おじさんも怖いと思う。だがそれよりもこの町を泣かす奴がいるのは耐えられないし
お嬢ちゃんみたいに笑顔を取り戻せたのなら俺には最高にうれしくてな
怖いのなんてどこかに行ってしまうんだ。」

「私もおじさんみたいになれるかな」

「あぁなれるさ。無理をする必要はないからな」

「うん」



「恭也さん、私わかりました。」

「なにをだ」

「私はこの力を使います」

「だが・・・」

「恐怖を感じながらも勇気という剣をもち
なのはが私にそれを伝えてくれました。
愛という盾を持ち
護りたい人、悲しませたくない人
私には世界を護ることはできないのかもしれない
でも自分の手が届くのなら理不尽な暴力を防ぐ盾になりたい
そして相手には、
修羅という心の牙を持って
敵を滅ぼす狼になります。
それが私の出した答えです」

「大げさな言い方だが、迷いは晴れたようだな」

「そうですね、一度心が折れかけましたけどね」

「そうか」

「鳴海のおやっさんが激を飛ばしてくれたおかげで思い出しました。」

「父さんには俺から言っておく。また練習に来るといい」

「はい」

「なのはと父さんはあんな状態だからな。改めてありがとうなのはを救ってくれて」

「えぇなのははもう私
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