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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
仏門・・・というか白夜叉
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「それよりも、だ。一輝。おんしは自らが最も最悪の形で魔王に墜ちたとして、どうなると予想しておる?それなりに危険物となる予感があったからこそ、聞いたのだろう?」
「あー・・・まあ、突拍子もない予想だって言えばそうなんだけどな」
それでも、実現したときの被害が大きすぎるから。そして、最悪の場合ではなくともそれなりの被害を出せる自信はあったがために。彼はこの提案をしたのだ。
「究極、俺が箱庭に受け入れられでもすれば、人類最終試練になったりする可能性がある、と考えてるな」
「・・・内容は?2000年以降に発生する終末論なんぞそうボロボロ生まれるはずもない。そんな中で発生するなど」
「ああ、違う違う。勘違いするな。俺がなるとして、なにも終末論ってわけじゃねえんだ。あくまでも『人類が乗り越えなければならない試練』だって言うんなら、終末に限らねえだろ」
「・・・そういや、そうだったな」
そこは勘違いするな、と断言した後に彼は語る。漠然としたものであるが故に表現が難しく、どういったものかと考えて・・・
「んー・・・『善悪とは』みたいな感じ、か?人類の終末、それを完全に乗り越えた先に現れるものが何なのかって考えると、そう言う現状『永遠の課題』であるものじゃねえのかな、と」
「あー・・・一理あるっちゃある。確かにお前の成り立ちを考えれば、それの担い手となる可能性も考えられるだろう。が・・・たぶん、それはないだろ」
「うむ。それを担うものについては、より適任者がおる」
「・・・へぇ?」
それはそれで面白そうだ・・・という話は一旦置いて。
「まあだとしても、何が起こるかはわからねえからな。さっきの話は頭の片隅にでも置いといてくれ」
「あいわかった。そうならんよう願っておるた、そうなった時は引き受けよう。いざとなればアジ=ダカーハに使おうとしていた手段を使ってでも止めて見せよう」
「こっちも引き受ける・・・と言いたいところなのだが、生憎俺の霊格は減りに減っていてな。そのときは代役を立てるかもしれんが、それは許してくれ」
「「だが断る」」
「死ねと!?」
シンクロしたボケにしっかりツッコミを入れる帝釈天。さっきまでもシリアスな空気はどうしたのだろうか。
「ああ、その代わり一輝、おんしに頼んでおきたいことがある」
「頼み?なんだなんだ、それなりに世話になってるからある程度は聞くぞ?」
「うむ、まあまずは手を出せ」
言われた通り手を差し出す一輝。その手を握り、用件を伝える。
「実は数年後、第二回太陽主権戦争を行う予定でな」
「あー・・・死人まみれ殺しアリの殺伐とした第一回の焼き直しか?箱庭の住人を間引く感じ?」
「いやいや、次は殺し御法度にするつもりだ。それにあたり一輝には参加者兼主催者として参加し
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