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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
日本神話
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「であれば大丈夫だろう」
「化身、ねぇ・・・アマテラスの代わりに働くヤツ、ってことか?」
「そう言うことだ。神が外界で活動するには限界がある故、その名代のようなものだな」
「ふぅん・・・ま、おおよそ見当が付くからそれはいいとして、了解。肝に命じとくよ」
遠回しに外界に行くんじゃねえ面倒な制約があるから、と言われたので素直に聞き入れた一輝はちょうどそこで食事が終わったので、湯のみの茶を飲み干して立ち上がる。
「ところで、スサノオはどこに行ったんだ?気付いたらいなくなってるけど」
「あー、アイツなぁ。もう簡単に挑発に乗って問題起こしそうだから、追い出した。今は隔離部屋」
三貴士の一人がそれでいいのかと思うが、まあスサノオはずっとそんな様子だったので問題ないと思われる。
「つまり、今のスサノオなら挑発すれば乗ってくるわけだな?」
「……まあ、体を動かせばそれなりにスッキリするだろうし、都合はいいか」
少し悩んだのち、妹と弟の二人についてアフターケアするのが面倒だと考え、片方をぶん投げることにした様子である。すぐ隣に座っているツクヨミ、後ろにいるイザナギに声をかける。
「ツクヨミに父上、悪いがスサノオのところまで案内してやってくれるか?ついでにゲーム盤を展開して、好きなだけ暴れさせてやってくれ」
「・・・まあ、スサノオに好きなだけ暴れさせてしまえば、周囲は更地になりますからね。仕方ないですか」
「いっそのこと封印しているイザナミのところに向かわせないか?な?な?強いのと戦いたいならいいだろう?」
「父上、いい加減夫婦喧嘩に終止符を打ってください。いつまでも付き合わされる子孫の身になっていただきたいです」
「いや、もう既にあれは夫婦喧嘩じゃないって・・・ないよね・・・ないはず・・・だから、ね?」
「どうでもいいからとっととスサノオのところに連れてってくれないか?」
なんだかもうどうしようもない感じの会話をしながら一輝を案内していく二神。スレイブがいないため空間倉庫から師子王を抜き、とっても楽しそうな笑顔になっている一輝。そんな一行を苦笑いで見送った鳴央は湯呑を取り、一口飲んでから顔を上げ、気付いた。
一輝は遊びに行った、湖札は気付いたらどこかに消えていた。音央、スレイブ、ヤシロは北欧神話の時点で別行動だ。この場に残っているのが自分一人のみという、何といえばいいのかな状況なのだ。唯一の救いは、
「さて、一気に人がおらんようになったなぁ」
相手側も、ヒルコだけなことだろうか。
「そうですね。すいません、一輝さんがあんな感じで」
「いやいや、気にしてねえよ。あの絶対悪の魔王を倒し、従えるような奴だ。民の理想とする英雄か、もしくはそうとうなやんちゃ坊主って相場が決まってら」
「そういって
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