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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
日本神話
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一応、本文中で述べたヒルコ関連について捕捉を。
あ、自分の『少年と女神の物語』という駄作で同じことを述べていますので、読み飛ばしでOKです。
まずヒルコとはどんな神様なのかといえば、現在の日本神話においては。
夜の営みの際、イザナミからイザナギに声をかけて切磋琢磨し、その結果生まれた第一子。
骨がなく、三つだか五つだかになっても立つことすらできず、不出来な子供として海に捨てられた。
夜の営みについて『女から声をかける』ことをよろしくないことであるという戒めとして記される。
といった感じですかね。だからといって海に捨てるのはありなのかというか、現代なら絶対無しですけど、まあそこは神話だし。昨今の創作物の世界に対してすら行われる過剰極まりない規制が神話やら宗教内の文言に対してすら言われるようになったら末期だと思っています。とまあそんな話は置いといて。
さすがに、これは暴力的に過ぎます。子供ができた。失敗作だった。捨てた。そんな様子では、それを神話として信仰する人は現れないでしょう。であれば、元は別の形であり、捨てられるという物語についても何かしら納得できる理由があっただろうと思われます。
まず、捨てられたという物語について。これについては、昔の日本において子供を捨てる民間伝承のようなものが存在するので、そちらが原因と思われます。
その内容としては、『双子を忌子であるとし、厄払いのために片方を捨てる』というものです。すなわち、
ヒルコは元々、双子の片割れとして生まれた神であった。
それが時代の流れの中で双子を忌子とされることになり、その影響で捨てられた。
というわけです。双子は忌子である、とされていたのならその片割れが捨てられたとしてもおかしくない。むしろ自分たちの常識とかみ合うものであり、また『忌子』としてもみたまんまですから。
では、誰と双子であったのか。これについては、名前から推測することが出来ます。
先に答えを言ってしまうと、アマテラスです。引きこもりですね。
自分は『アマテラスはニックネームであり、本名は別にある』派なのですが、これについては正直諸説あります。ヒルコの別名、女神名であるとする場合もありますからね。ですが今回はそれは考えません。
ですので自分の作品の中では
アマテラス=ヒルメ
という形で行きます。明らかに名前が似ていますよね、つまりそう言うことです。名前も、
ヒルコ=ヒルヒコ=昼彦
ヒルメ=ヒルヒメ=昼媛
ですね。元々はこの名前で、太陽神の片割れであったのだと考えています。
なお、アマテラスの男性像が云々というのは全くもって根拠のないお話です。面白エピソードになるかなぁ、って悪ふざけしました。反省も後悔もしていません。
とまあ、そんな感じのヒルコをベー
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