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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜無形物を統べるもの〜
神話世界に喧嘩売ってみた、あるいは第二回異邦人のお茶会
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は。一輝は満面の笑みを浮かべ、スレイブを手に取り、神群相手に全力で立ち回った。あまり戦闘的な行動ができなく・・・というか禁止されていたことで押さえつけられていたストレスの全てを吐き出し、殺しこそしなかったが神様の山を築いた。
彼自身も少しボロボロになったが、それでもご満悦であった。
次に高圧的に来たときは。「またこれか」と満面の笑みでこそなくなったものの、それでもそこそこ楽しくなって無形物を総べるもので蹂躙を開始した。水、火、空気、電気をはじめとする形のない物質と、重力、万有引力といった形のない現象。それらを操るという権能と大差ない力を持って神群一つを相手取り、互いに損傷こそあったものの勝利し高笑いを始めた。
代償こそなくなったものの権能一歩手前のギフトを考えなしに乱用した負担は大きく、それでもやはり楽しそうにしていた。
次に高圧的に来たときは。群対群の決戦を行った。神群に相対するのは彼と妹の檻の中に封じられた異形とヤシロの蒐集した破滅の物語。なるほど神話の最終決戦とはこう言ったものなのかという光景が広がり、後に残ったのは更地とそこに点々と倒れる神霊であった。
群の指揮を執るというあまりない経験を、心底楽しんでいた。
次に高圧的に来たときは。やはり個の戦闘が一番自分の性に合っているという結論に至り、しかしそれでは芸がないとアジ=ダカーハとタッグを組んで神群を文字通り蹂躙した。神霊相手であれば無類の強さを誇るアジ=ダカーハの存在によって、相手が神群・・・神話一つであるにもかかわらずただの一方的な蹂躙となってしまった。
最終的に泣きながら土下座をする神群を前にストレスもなくなった彼は満足そうな顔をしていた。
なおそれ以降は。いい加減飽きた彼によって一瞬で片づけられることになる。具体的には何か言おうとした瞬間に超極細の
覇者の光輪
(
タワルナフ
)
をそいつの顔すれすれむけて放つという、超暴力的手段によって。飽きるのも早いものだ。
以上、一輝的にどうでもいい神群との会談のダイジェストでした。まる。
「やー、うん。ひっさびさに全力で暴れられて超気持ちよかった」
「お兄さんすっごくいい笑顔だったよね〜。久しぶりに見たかも」
「たぶん、私と喧嘩したとき以来だよねぇ。想像はしてたけど、まさかあれほどストレスがたまってたとはなぁ」
「私としては久しぶりに使っていただけたので満足です」
「黒ウサギの胃、大丈夫かな・・・」
「そして今後、一輝さんのストレス的に大丈夫なのでしょうか・・・」
まあ、うん。全て終わってからこうして心配事としてカウントしているのが二人しかいないって時点で、こうなることは決まっていたといっても過言ではないよね、うん。
なお本拠の黒ウサギはどうしていたかといえば。
特にこれと言ったこともなく、また他
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