第49話 バイキング、それはいたずらを楽しむ場
[6/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
…思うっス………」
「大丈夫です、殺しはしませんから…………」
殺しはしないって…………
俺、やっぱり参加するの止めよう………
星の黒いオーラが禍々しくなってきた。
「2人共、ああなった星には何を言っても無駄だからとばっちりを食わないようにしなきゃダメだよ」
チキンカレーを食べていたスプーンを置いてチビッ子二人に注意するライ。
「分かったよ、ライお姉ちゃん………」
「私も…………」
顔を青ざめながらライの言葉に頷くチビッ子2人。
「さて、次は何を食べるか…………」
「夜美、星を何とかしなくていいのか!?」
立ち上がろうとする夜美の腕を持ち、慌てた様子で言うディエチ。
「あれは仕方がない。星の発作みたいなものだ、自然に収まる」
「だけど…………」
「俺からも言っとく。余計な首を突っ込むと自分もとばっちりを食らうからやめたほうがいい」
俺にも言われ、ディエチはそれ以上何も言わなくなった。
「まあ気にせず食べろよ」
しかし、星の禍々しいオーラは家に帰る時まで収まらず、気まずい夕食になってしまった。
ただしその中で、夜美とライと俺は普段通り食事をしていたのだった…………
「さあ、着きました。ウェンディ、早速オハナシです。今日は長めで行きますよ…………」
「だ、誰か助け……………」
家に帰ると直ぐに、星の手刀がウェンディの首に当たり、意識を失うウェンディ。
「レイ、すみませんが、後の家事を頼みますね…………」
「ああ、本当は俺もしたかったんだが…………」
「レイの分も私がしっかりオハナシしておきますよ…………」
ニヤリと笑いながら、星はウェンディを引きずり、自分の部屋に入っていった。
「さて、先ずは買った物を整理するところから始めるか」
「お、お兄ちゃん、本当に止めなくてよかったんですか?」
「いいんだよ。今日のウェンディはやりすぎだ、少しは地獄を見たほうが良い」
「そうだな、これにこりて少しは私達の事を姉と思ってくれればいいけど…………」
「本当だよ!!」
セインは泣いた後は怒りがこみ上げてきたらしく、星に「全力でお願い!!」って頼んでいた。
恐らく今日はかなり長いオハナシになるだろう…………
果たして、管理局の魔王の心を折った全力のオハナシを受けてウェンディはどうなるかな?
「先ずは、キャロとルーの買った物を整理するか」
「私もやります」
「ルーも」
「ねえ、みんなでリズムパーティやろうよ」
「いいね、やろう!」
「ディエチはやめておいた方がいいぜ………リズム感が無いディエチがやったら悲惨になるからな」
「ノーヴェ、それは
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ