演習
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を取り出し、左手に持って構える
「最初はハルマ君か。意外だなぁ」
「(上忍と言っても木の葉病院に勤める医療忍者だった人だ。取れる可能性は十分にある)」
ハルマは一気に接近し、クナイを振り上げるが、彼女の手で腕を掴まれ、当たらない。ハルマは右手を振るい、掴まれると同時にバク宙の要領で、リンの頭上に移動し、踵落としを繰り出す。リンはそれを防ぐ為に両手を離し、足を掴む
それでも既に両手は塞がっているが鈴を取れる可能性は低いだろう。そう考え、しかし癪なのか舌打ちをする
「ちっ。まあ、いいや」
リンの後ろから更に二体の分身が迫ると同時にリンが掴んでいたハルマは煙を立てて消え、二体の影分身が同じ印を同じスピードで結んでいく。それに気付いたリンは目を見開き、分身から術が放たれる
「「(火遁・豪華火球の術??)」」
放たれた巨大な炎の球は一つとなり、リンに向かっていく
「やったか?」
術によって生じた煙が晴れるとそこには無傷のリンがいた。決まったと思っただけにハルマは驚きを隠せない
「危ないところだったけど、まだ甘いよ」
しかし、リンの足元の土は水で湿ったようになっており、一つの結論にたどり着くのに時間はかからなかったようだ
「(水・・・・水遁で防いだのか!)」
「 (とりあえずこれ以上は無理そう出し引くか)」
もうこれ以上戦っても手の内を明かしてはくれないだろう。そう結論付け、ハルマは引くことを選ぶ
「ここは一先ず退散」
影分身が消え、そこにはリン一人だけとなる
「(流石アスカさんの息子ってところかな?)」
本体のハルマはさして落胆した様子はない。しかし、次からは難しくなるというのは明らかだ。彼女は影分身であることに気付いていただろう。でなければあんなに手加減はしない筈だ。だが、どうするべきか。次はどうしようかと考えを巡らしていく
「・・・・無理だったか。手加減してくれてるからいけると思ったんだけどな」
すると後ろから返答が来る
「まあ、先生もこっからはあまり手加減してくれなさそうだけどね」
後ろを向くまでもなく、誰がいるのかは分かっている
「カナ、レツ。お前らは取りに行かないのか?」
「取りに行くぜ。だけどここで提案があんだよ」
レツの言葉にハルマが後ろを向く
「提案?」
「私達三人で鈴を取りに行かない?」
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