準備
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広く、ベッドも二つある。
一つだったらどうしようなんて考えていたが無駄な心配だったようだ。
暗くなってきて、夜ご飯が運ばれてくる。
普通の家庭的な料理だが、これがまたいい。
高級食材というより俺はこっちのほうがしっくりくる。
食べ終わり、明日の冒険のことを考えているといつの間にか寝てしまっていた。
ゴソゴソ……。
何か物音が聞こえると思い起きようとする前に目を開けると、春夏が起きているだけだった。
何だ! と思いながら立ち上がろうとすると、春夏が着替えようとしだした。
え……。もしかして俺がまだ寝てると思ってる?
昨日宿屋から借りた寝間着を脱ごうとするもんだから、思わずくぎ付けになって見てしまうが、童貞の俺には刺激が強すぎたのか、思わず叫んでしまった。
「――――オッ――――!」
「うわああああ! なんだ! って隠れてみるな! 変態!」
「ごっごめん!」
叫ばなかったらいいもの見れたのか……と思っていたがもしそれを見ていたら春夏のことを違う目で見てしまうことになるな。と思い、俺の判断は間違っていなかったんだなと感じる。
朝食を食べながらそんなことを考えているが、今日は待ちに待った日。
冒険をするんだ!
そう思いパンを口いっぱいに詰め二階に行き、春夏と一緒に宿屋を出て、鍛冶屋に向かった。
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