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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜 Another
第6話 「今後の始まり」
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早く解決すると思うし、今後なのはが大きな怪我をする可能性は本来の流れよりも低くなる気がするし」
確かにアリシアの言うことは一理ある。ただ……危険なことから遠ざけるだけが良いとは限らない。
今の俺ならなのはの代わりにジュエルシードを集めることは可能だろうし、フェイトとぶつかっても負ける可能性は低いだろう。
だがそれは同時に俺の知る流れと比べるとフェイトから大切な友人をひとり奪うことにも繋がりかねない。
それに俺はなのはとは違う。なのはの居たポジションになったからといってなのはと同じようにフェイトに向き合い、フェイトの心を揺さぶれるとは限らない。
加えてジュエルシードを巡る事件以降もきっと様々な事件が起こる。そこになのはがいないと考えると知っている流れよりも悪い方向になる可能性だってあるのだ。なら……
「なのははフェイトにとって大切な存在になるし、なのはにとっても魔法はあいつがあいつらしくあるために必要な要素だと思う。それに……俺達の知っているように進んでいくかは分からない。そのときなのはが居るのといないのとでは結果が変わってくるかもしれない。だから……なのはにはこのまま魔法と関わらせる」
「そっか……なら今後どうするつもりなの?」
「そこが微妙に迷いどころだ」
今後のことを考えれば事件の絡む必要がある。
だがこの世界での俺の境遇がはっきりしていない。元の世界ではリンディさんと繋がりがあったし、義母さんが技術者として働いていたから繋がりがあった。
しかし、この世界ではナイトルナ家は俺の親戚として存在している。リニスさんが俺の親戚ということになっていると言っていたからこれは間違いない。
他に分かっていることは、どうやら俺にはデバイスマイスターの資格があるということ。俺の両親は魔法世界で過ごしていた期間があり、地球に引っ越してきた後に亡くなっているこということだけだ。
もしかすると神という存在が都合良く繋がりを作ってくれているかもしれないが……今回の事件に関わるであろうリンディさん達と繋がりがあるかは定かではない。
それに現状ではまだ被害らしい被害は出ていないのだ。今すぐリンディさん達にコンタクトを取るのは悪手である可能性が高い。コンタクトを取るならば事件が始まってから管理局に連絡を入れ、それで駆けつけるであろうリンディさん達と取るべきだ。
「ただ今日に関しては非常事態が起きない限りは傍観するさ。今回の事件で最大の狙いはプレシアを生存させることだしな」
「そうだね……フェイトにしていたことは知らされてるけど、本当は優しい人だし。お母さんを助けたことでどう転んでいくか分からないし、フェイトが一緒に過ごせるかは分からないけど……それでも少しでいいから一緒に過ごしてほしい。フェイトにはフェイトとしてのお
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