第三章
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「私達が一緒だから」
「彼氏はいないけれどね」
「それでもいい?」
「一緒に遊ぶ?」
「どうする?」
「まあこの娘達も可愛いしな」
「そうするか」
こう言ってだ、彼等はだった。
友美目当てだが他の面々とも遊んだ、その間。
女の子の方はこちらはこちらでだ、密かにこんなことを話していた。
トイレに行くと言ってだ、自分達だけでそのトイレの中で話した。
「気をつけないとね」
「下心見え見えだしね」
「友美ちゃんの水着姿見てだから」
「それでだからね」
「私なのね」
その友美もいて言う。
「お目当ては」
「誰がどう見てもそうじゃない」
「友美ちゃんのスタイルとお肌の色見てよ」
「もう近寄ってきたのよ」
「そしてあわよくば」
友美の小柄だが女でもそそられるスタイル、水着姿なので余計に目立っているそれを見て言うのだった。
「友美ちゃんと、よ」
「宜しくなりたいってね」
「そう考えてるのよ」
「絶対にね」
「だからよ」
それでというのだ。
「こっちとしてはよ」
「下心に乗らないで」
「むしろその下心を利用してね」
「楽しくやりましょう」
「相手が暴走しない様にして」
「そしてね」
「そうしてくのね」
友美は何処かおっとりとして応えた。
「ここは」
「ええ、そうよ」
「そうしていくからね」
「食べもの奢ってもらって」
「それも高いものをね」
こう話してだ、皆で言い寄ってきた彼等と一緒に遊んだ。しかしその間警戒は解かなかった。
そしてだ、その後でだった。
プールを出てだ、彼女達はこんなことを言った。
「何か食べたくない?」
「そうよね」
「美味しいものね」
「何かね」
「えっ、それじゃあ」
男のうちの一人が彼女達の言葉を聞いて言った。
「これからハンバーガーでも」
「バイキングよくない?」
「そうよね」
ハンバーガー、マクトナルド等のそれは聞こえないふりをして話した。
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