夢から始まる
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てる時よね。」
「昔からポーカーフェイスが上手すぎて本当に潰れそうな時しか顔に出さないんだから……。」
ライくんを皆が心配している。
でも彼は誰も頼らない。
それは昔から。
どれだけ頼って欲しいと言っても、その気持ちだけで十分だよと笑って返す。
まるで、これ以上踏み込むなと言うように優しく彼は線を引く。
綺麗な薔薇ように触れていい所までは何も言わず、触れてはいけないところは棘を出す。
彼はその棘を潰れる間際まで出し続ける。
──君はいつもそう……。
この時、私はまだ知らなかった。
彼がこの世界を終わらすための犠牲になろうとしていること。
彼の時間がすぐ側まで終わりが見えていること。
今日見た私の夢が、何かを伝えようとしていることを。
デスゲーム終了まで残り………2日。
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