戦闘校舎のフェニックス
New Life.
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ホラ。今日はパーティだろ? そんな陰気な雰囲気はなしにしてさ、今日くらいは楽しくやろうぜ!」
「・・・そうね。何時までも暗くなっていてはせっかくのパーテイが台無しだもの。さ、早く戻って準備しましょう!」
リアスが言うとみんなが和室から退出していった。一人になってから俺はもう一度合掌する。
・・・親父、お袋。俺の事は心配いらねぇからさ。どうか安らかに眠ってください。
合掌と伝えたいことを伝え、俺もリビングに向かう。
リビングじゃ一誠と木場が大量のお菓子とジュースが入った袋を広げテーブルにセットし、朱乃はキッチンで何かを作っている。何を作っているかと聞いてみたが、『うふふ。出来てからのお楽しみ』と誤魔化されてしまった・・・まぁできるのを待つか。
そして数分後、テーブルには大量のお菓子にジュースが置かれている。
「それじゃ、今日一日楽しく過ごそう・・・乾杯!」
「「「「「「「乾杯!!」」」」」」」
グラスを軽く打ち付けパーティが始まった。ジュースを飲みお菓子を食べたり楽しい一時を過ごす。
そんな中、一誠が聞いてきた。
「なぁ棟夜。この写真に写ってるお前の隣にいる女の子、誰だ?」
一誠が持っていたのは一つの写真立てだった。その写真には小さいころの俺とメガネをかけた小さい女の子が写りこんでいた。
「ん? ああ。この子は幼馴染の柴崎だよ」
一応俺のことはみんなには話してはいない。面倒ごとを避けるためだ・・・とはいってもいずれはバレるんだよねぇ。
写真に写っている小さい姿は俺がいろんな術式で姿かたちを変えた仮の姿だ。
・・・それに、柴崎も人にはいえない秘密を持ってるしさ。
「へぇ。中良かったのか?」
「まぁ悪くはない。むしろ良好だったと思う」
「もしかしてトーヤさん。その人が好きだったりしますか?」
「「「!!」」」
唐突のアーシアの質問に、リアスと黒歌、小猫の気が少しざわついた。
「いや・・・好きってよりは妹って感じだな。柴崎のやつ結構ドジっ子で運動音痴。そのせいで男子にイジメられ、からかわれたせいで男性恐怖症になっちゃってさ、最初に会ったときは頬を引っかかれたもんだぜ」
しかも爪が長かったから傷跡が消えるまで数週間かかったのも懐かしい思い出だ。
「んで、近所に住んでた俺が兄貴役を担ってしょっちゅう助けてた・・・まぁ中学の1年次に家の都合で引っ越しちまったけどさ」
でも今思えば可愛かったよな。
「まぁ俺の話はここまででいいだろう。ホラ、楽しもうぜ」
ここで話を打ち切り再びパーティを再開する。
パーティ中ゲームをしたり笑いが絶えなかった。終了前、朱乃がキッチンで作っていたケーキをおいしくいただき、無事に終えた。
???side
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