第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change7:それぞれの修行〜Still crying cat tears〜
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どうやら部長に迷惑は掛からないようだな。
だけど練習中も修行中もずっと俺には引っかかっていたところがある。
どうせなら聞いてみよう。
「すみませんヴェネラナさん。し越し聞きたいことがあるんですがいいですか?」
「ええ、私で答えられる範囲でしたらいいですよ」
「シンが修行の説明に入る時に、朱乃さんと小猫ちゃんを叩いたときにシンが言っていたことが引っかかるんです『フェニックス戦の時自分自身の力を出さずにあの結果を招いた』ってことがひかかったんです。朱乃さんに関しては以前本人から聞いたのですが小猫ちゃんは一体何を…自分の力を何で封印しているんですか?」
俺の質問に対しヴェネラナさんは軽く息を吐き。俺の隣に座り語りだした。
「少し昔の時、白色と黒色の猫の姉妹がいました」
―○●●●●○―
ある昔…。親がいない二人の猫の姉妹は一生懸命に生きていました。
寝るときも、食べるときも、遊ぶ時も一緒で生活は苦しいながらも幸せな生活を送っていました。
そこでそのしまいに転機が訪れたました。
ある日、二人の姉妹はとある上級悪魔に拾われることになりました。
姉はその悪魔に条件をいわれその悪魔の眷属となることで、姉妹はまともな生活を送れる条件を出してきました。
当然姉は妹の居合わせを優先し眷属となり姉妹はまともな生活を送れるようになり、幸せな日々を過ごしていった。
しかしその生活は長くは続かなかった。
ある日、転生悪魔となった姉猫は秘められていた力が一気に溢れだし、急速な成長を遂げ、ついには主である悪魔をも超える力を持ちました。
さらにその猫は妖術に長けた妖怪で、さらには仙人のみが扱える『仙術』も扱えるようになりました。
そしてその姉猫は力にのまれそのまま主である悪魔を殺害して今しました。
そしてそのまま姉猫は行方をくらましはぐれ悪魔のレッテルを張られることになりました。
はぐれ悪魔の殲滅部隊は『はぐれ』となった姉猫を追居ましたが、ことごとく返り討ちにあい、壊滅してしまいました。
これを知った悪魔達はその姉猫の追撃を一旦取り止めたという。
そして悪魔の上層部はこの責任を妹猫に押し付けるかのように―――。
『妹も姉と同じように暴走するに違いない。今のうちに始末した方が賢明』だと。
―○●●●●○―
「私が知る話は以上です」
話しを聞く限りおそらく白猫が小猫ちゃん…そして黒猫が小猫ちゃんのお姉さんなんだろう。
だけどこの半紙を聴く限り引っかかる点がある。
「だけど白猫…昔の小猫ちゃんには罪はないですよね?」
「そうです。ですが上級悪魔の上層部は
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