第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change7:それぞれの修行〜Still crying cat tears〜
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戦闘の時になった守れ?かな……。
「おまえはバカだが、悪い男じゃない。誰とか種族や出生関係なく分け隔てなく接してくれそうだ」
「なんか先生が言いたいことがよくわからないんですが?」
「それでいんだよ。お前ならあの親子の関係をどうにかできるって信じてるぜ」
「なんかよくわかりませんが、頑張ります!!」
まあ、いつものように頑張っていくしかないか!!
「まあ、朱乃に関してはこれでいいが……」
すると先生が考え込んでしまった。
ほかの皆に何かあったのだろうか?
「先生ほかの皆に何かあったんですか?」
「まあな。木場、ゼノヴィア、アーシア、リアス、ギャスパーに関しては問題ないんだがな…小猫が少し問題でな……」
「小猫ちゃん?小猫ちゃんがどうかしたんですか?」
先生がため息をつきながら答える。
「どうにも焦っているみたいだ。どうやらシンの言葉と周りの成長で過度に修行メニューに取り組みすぎてしまってな。今朝、倒れた。完全なオーバーワークだ」
「倒れた!?」
後輩の悪い知らせに俺は驚いた。
しかも、オーバーワークって。
一体どこまで自分を追い詰めたんだよ…小猫ちゃん。
「怪我に関してはアーシアがなしたが体力まではどうにもならなくてな。とりあえずシンが今、小猫を診ている」
そこまで…。
だけど今の俺が小猫ちゃんのところに行ったところで何も変わらない。
どうすれば…。
「とりあえず一度修行を中断してグレモリー家に戻るぞ。二人に連れ戻すように言われているからな」
「連れ戻す?二人?一体誰なんですか…」
「シンとリアスの母上だ」
意外な二人から俺は呼び出されたようだ。
―○●●●●○―
「さて、少し休みましょうか」
さて俺は修行を一時中断して部長のお母さんとさっきまで社交ダンスンを練習をしていた。
なぜかいきなり部長の実家に来たら部長のお母さんがいて会うなり、案内されて、そのまま社交ダンスの練習をさせられた。
正直いきなりのことで練習に身が入らなかったが今はしっかりと練習している。
「あの〜すみません……」
「何かしら?」
「どうして俺だけなんですか?木場とギャスパーは?」
あの勉強会から疑問だったが、このダンスレッスンもそうだ。
社交界のマナーを教え込むならあの二人もいるじゃないか。
「祐斗さんは既にこの手の技術は身に付けています。ギャスパーさんも吸血鬼の名家の出身だけあって、一応の作法は知っています。問題は人間界の平民の出である一誠さんです。まあ最初のほうは少しダメな点がちらほら出ましたが今ではだいぶできています」
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