第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change7:それぞれの修行〜Still crying cat tears〜
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下ろしてくる。
まあ、まだ体力もあるし頑張るか。
俺は反動をつけながら状態を起こしふたたび立つ。
『いや、まだまだだ!!よろしく頼みます!!』
俺は背中のブースターを吹かしながら再び一体と二人に突貫していった。
―○●●●●○―
それから数時間たった。
『も、もう…ダメ…動けない……』
「だ、大丈夫?イッセー…」
「す、すまないのう…」
『禁手』は解けていないがなぜか体が言うことを聞かなかった。
てか、あれだけ電撃や打撃を喰らいまくれば正直スタミナよりも体力が削られる。
「ここまでやるとはな…ここまでガッツがあるとは驚きだな」
『あ、ありがとうございます…』
俺は『禁手』を解きながら倒れている状態から地面に座る。
「おー、やってる……って、どうやったらこうなるんだよ…」
すると近くの木陰からアザゼル先生が姿を現した。
確かアザゼル先生はみんなの修行経過を見ていることになっていたな。
「アザゼル先生じゃないですか。俺の修行経過を見に来たんですか?」
「そういう事だ。それと差し入れを持ってきたんだがどうしたらこんな惨状ができるんだ」
先生は周囲を見渡して苦笑いしながら言う。
俺も周囲を見回してみると、以前の自然あふれる山々の面影はなくなりあちらこちらにクレーターができており山もまるで巨大なスプーンにでもえぐられたかのように三個ほどなくなっていた。
ッて、いつの間にこうなっていたのかよ…。
あとでグレモリーの土地関係の人に怒られないかな…。
まあ、おそらく部長がなんとか融通を利かせてくれるだろう。
するとタンニーンさんが口を開いた。
「そろそろ、休憩にしたらどうだ?頑張るのもいいが、休息するのも修行のうちだぞ?」
「そうさせてもらいます…ていうか、今の俺に戦うほどの気力はもう残っていませんよ…イタタッ……」
「そうじゃのう…。それに妾も腹が減ったしな」
「私もおなかすいたかも」
そして俺は休むことにした。
―○●●●●○―
「うみゃい!!うまいぜ??」
俺はアザゼル先生の差し入れを食べていた。
「おまえが食ってるやつがリアス、そしてこれが朱乃、そしてこれがアーシアだ。しっかり食ってやれよ。特にリアスと朱乃は火花散らしながら作ってたからな」
「もちろんっすよ?」
修行の間はシンから自給自足の生活って制限があったからみんなの手料理はありがたいぜ!!
しかも部長たちが作ってくれた料理、まずいわけがないぜ!!
この時だけは修行してもよかったと思うぜ。
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