第五章:冥界合宿のヘルキャット/導き手のスレイヴ
Change7:それぞれの修行〜Still crying cat tears〜
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はまた違った進化の可能性があるらしい。
だがこのことに関しては俺はよくわからなかった。
ただ、シンは…『自分が強く思っているイメージを自分自身で体現しようとすればいい』と言っていた。
それにしてもいまだに俺は逃げてばかりじゃだめだ…。
何とか反撃しないと…。
こうなれば新技をもう二つ一気に披露しますか!!
『『散弾の龍弾』ッ!!』
俺は右手にためたエネルギーを散弾の様な形で発射する。
「そのようなもの俺には効かんぞ!」
タンニーンさんは俺が放った『散弾の龍弾』を容易に弾く。
だが…俺の狙いはそこじゃねえんだよ!!
俺はタンニーンだんのほうに近づき―――。
『喰らえ本命!!『閃光の龍弾』ッ!!』
俺はふたたび右手にためたエネルギーを貯めそれを閃光弾のようにはじけさせる。
「グッ…!?視界が……」
よっしゃ!ひるんだぜ!!
『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』
俺はタンニーンさんの視界を奪い渾身のストレートをかます。
『オラァッ!!』
「グッ……グ、グオ……」
俺の一撃が効いたのか苦悶の声を上げるタンニーンさん。
よっしゃ!!反撃成功だぜ!!
だが―――。
「タンニーンさんばかりに気おとられるのは良くないよイッセー?」
「妾たちもいることを忘れるでないぞ?」
背後からテュールさんと羽衣の声が聞こえ振り返る瞬間…。
『アガガガガガガッ!!??』
―――ドゴォォォォォン
電撃と強烈な打撃を喰らい地面に吹っ飛ばされた。
や、やばい…いくら『禁手』の鎧を纏っているとはいえかなり痛い…。
『龍王とあの二人を相手にしている相棒のほうがやばいと思うが…』
うっせー!!
修行は修行だ!!だが正直俺…こんなことやってよく生きているな…。
しかし、こうも実戦に近い修行だと自分が作った技がどこで有利になるかがわかりやすいな。
それにだんだんと『禁手』の扱い方もわかってきたしいい感じだな。
だけどシンが修行の意味で三つ目の新たな進化の可能性を見出すってのがいまいちつかめないでいるけどな。
『それもそうだろう。古今東西、どのような生物でも自分に眠っている可能性などはそう簡単に見つけられるものではない。それゆえに奴が言っていたことは強力なのだ』
まあ、それなら自身とちゃんと向き合っていくしかないか。
「赤龍帝の小僧?もうギブアップか?」
タンニーンさん、テュールさん、羽衣が上空から見
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