第三話惑星エデン
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チャリと言う音が鳴り。
「お前らぁぁぁぁ〜〜!!」
物資と共に高度300mから地面に向けてパラシュート無しのスカイダイビングへと旅立っていった。
「クソ!どうする!?このままじゃ」
グレーは高速で落下して行く中で思考を続けていた。
普通の人間ならこの時点で死を受け入れ生を手放すだろう,だがグレーは違う,そんな事をしてる暇があったら生き残る方法を探す。
これはグレーが幾度となく絶対絶命の危機に晒されても尚生き残った証拠だ。
「ん?確か,最新型移動用物資にはブースターが付いてる筈だ....賭けるしかないか。」
そう言うとグレーは落下を続けてる物資の下を見て,ニヤリと笑みを浮かべる。
「システムに入れれば,ブースターの向きを...よし,後は神頼みだ」
そして,地面まで後90m,80,70,60,50,40,30,20,10,5mに差し掛かった時に物資に掴まり,物資のブースターを質力全開で落下の速度を殺し,無事地面に足をつける事が出来た。
「助かった〜今回だけは,あのマッドサイエンティストに感謝しなきゃな」
奇跡の生還の喜びもつかの間,遠くの方で馬が駆ける音が聞こえる...こっちに向かって。
そして,グレーの必死の逃走と弁解も虚しく捕まり,冒頭の状況に戻る。
「あ,あの〜俺の話を」
「黙れ!!」
このやり取りが一時間にわたって続いていて,正直グレーもうんざりしていて【電撃手榴弾】≪ショックグレネード≫に手を掛けようとしたところで,凛々しい声が響いた。
「何の騒ぎだ?皆の衆?」
「女王様!?」
その人物が通ると大勢居た兵士が2つに割れる。
「ん?私か?」
「お,俺...?」
その人物は幼い顔に凛々しさを持ち合わせてるグレーと瓜二つの少女だった。
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