第48話 地球へようこそ
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『レイ〜?どうしたの?』
電話の中から大きな音が聞こえてきた。
ということはゲームエリアか?
「俺達は買い物終わったぞ!そろそろ帰るから終わらせろよ!」
『ええー!?もう帰るの!?またARTに突入したのに………』
これはやばいな…………
ライ、パチスロやってるだろ。
更に将来が心配になってきた…………
「分かった、取り敢えず俺が行くまでに終わらせなかったら夕飯連れて行かないからな」
『わ、分かった!直ぐに終わらせるよ!!みんな〜!レイが来るまでに終わらせないと夕飯無しだってー!!』
何か文句の声が聞こえてくるな…………
「文句を言ったウェンディ、お前はダメだな」
『文句を言ったウェンディは夕飯連れていかないって〜!いや、僕に文句を言われても………』
「まあいい、それじゃあ今からそっちに行くからな」
そう言って俺は一方的に電話を切った。
「それじゃあ、ライ達の所へ行くか」
みんなに言って、俺達はライ達の所へ向かった…………
「よし、全員終わってたな」
ゲームエリアの前に着くと、4人はそれぞれ入口で話していた。
「レイ兄!!私は文句言ってないっスよ!!言ったのはノーヴェっス!!」
「ちょ!?お前何姉のせいにしてるんだよ!!」
「うるさいっス!妹の為に体を張るのが姉の役目っス!!」
それを言った時点で自分が言ったと肯定していることに気づいてるか?
「それは自分を慕う妹に姉が言う言葉だ!!お前は私を慕ってないだろ!!」
「それはそうっスけど………」
「肯定するな!!」
…………喧嘩するなよ。
周りの人達が見てるだろうが。
「止めろっての…………冗談だって」
俺にそう言われて渋々喧嘩を止める2人。
「それでどこで夕飯食べる?」
「そうですね…………私達もここにあまり来ませんので………」
「はいはーい!!」
と、そこで一生懸命手をあげて発言権を求めるセイン。
「はいセインさん」
「私はここに行きたいのであります!!」
セインが取り出して見せた紙。
そこには『バイキング、中華、洋食、和食なんでもござれ。お一人様2000円で1時間半食べ放題』
と書かれていた。
なるほど、バイキングか…………
「これなら好きなものを食べられるか……………みんな、ここで良いか?」
みんなを見ると誰も反論はなさそうだ。
「なら決まりだ。ここに行くとするか」
俺達の夕食はバイキングと決まった……………
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