第48話 地球へようこそ
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も嬉しいよ」
「はい。これからもずっとよろしくお願いしますね、お兄ちゃん」
そう言ってキャロは笑った……………
「さて、そろそろ他の皆と合流するか」
「そうですね」
あの後、俺達はキャロ達の日用品なども買って既にカートは二台でカートの買い物カゴは一杯だ。
「さて………あいつらは何処に………」
俺はまず、夜美に連絡した。
『もしもし?』
「ああ、夜美。俺達は買い物終わったんだけど、何処にいる?」
『我たちは今は本屋にいるが………どうするのだ?』
「じゃあ、先ずは夜美達と合流するよ。本屋前で待っていてくれ」
『了解した』
そこで俺は電話を切った。
「夜美達は本屋にいるみたいだ。本屋前まで行くぞ」
「本ですか?」
キャロが興味があるような口調で言った。
「そう言えば……………レイ、キャロ達に何か簡単に読める本を買っておきませんか?」
「そうだな、そっちの方が文字を早く覚えるだろうしな………」
「私、18禁って言う本が…………」
「ルーちゃん………それもウェンディ?」
「ううん、ゼストの部屋に置いてあった。見てみようとしたら部屋から追い出されたの…………」
ゼストさん……………
「ルーちゃん、それは女の子は読んじゃいけないものです。これから先も絶対に駄目ですよ」
「うん…………」
少し悲しそうに返事をするルーテシア。
まあ星の気持ちも分からない訳ではないけど、そこまで批判しなくても……………
「お兄ちゃん、早く行こう」
キャロに言われて俺達は本屋に向かった。
「レイ」
既に本屋の前には夜美とディエチがいた。
手には本屋の袋とSHINEPIECEとロゴの入った袋を持っていた。
確か若者の女の子に人気の店だったっけ?
テレビで特集されていたような…………
「悪い、待たせたか?」
「いや、ちょうど買い物を終えたところだ。問題ない」
「ディエチも面白いもの見つけたか?」
「ああ、このラノベと言われる小説は面白い作品ばかりだった」
買った袋を掲げて俺に言うディエチ。
結構膨らんでるけど、どんだけ買ったんだ?
「それで次はライ達か?」
「ああ、その前にこの二人に本を買ってやりたいんだが…………なるべく簡単な奴」
「なるほど………それならこっちだ」
俺達は夜美の案内で簡単な漫画と本を買った。
ひらがなが多いからこれならひらがなを覚えれば2人とも簡単に読めるだろう。
「さてそれじゃあライ達に電話するか…………」
俺はライ達と合流するために電話したのだった…………
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