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Fate/GrandOrder///OutBre;ak
別の世界
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い。
だが、彼女は自分の命を犠牲に世界を救おうとした。それは真実だ。
────……。
君はどちらを選ぶ?
────。
世界か、それとも一人の少女か?
少年は悩むことなく、言葉を返した。
ははっ。そうか、君はそっちを選ぶんだね。まぁ、君ならそっちを選ぶとは思ってたけど。まさか、本当に選ぶとは……これはこれは。
笑う。微笑む。 歓笑する。
いいだろう。
君にはやり直す権利をあげよう。
人類悪 ゲーティアを倒した御褒美さ。
それに……今の君はとても「つまらない」
これは私からのご褒美だ。増分に堪能してくれ、×××君。
「ん。あぁ、マスター……それとジャック。こんな所で何をしているんだい?」
花の魔術師 マーリン。
グランドキャスターの素質を持つ英霊で本来から召喚されることは有り得ない……のだが、何の因果かこのカルデアの召喚システムで召喚された変わり者のサーヴァントだ。
「マーリンこそ。こんな所で何をしてるの?」
「散歩だよ。最近運動不足だからね、少しは運動をしないと」
年寄りみたいな事を言うマーリン。
するとジャックは。
「ねぇねぇ、マーリン。
がんくつおうとヘラクレスを見なかった?」
「巌窟王? あぁ、エドモンの青年とヘラクレスならさっき見掛けたよ」
「ホント!?」
「うん。数分前、ここの通りですれ違ったよ。あの二人が一緒に歩いてるなんて珍しいこともあるもんだね」
「それで、二人はどっちに?」
「うーん。断定は出来ないけどあっちの方角に向かってたから……多分、星の開拓者の所じゃないかな」
────星の開拓者?
「あぁ、ダ・ヴィンチの事だよ。
彼女……いや、正確には彼か。
まぁ、彼の工房の方向さ」
「マーリン、ありがとう!
お母さん!行こ行こ!」
「廊下は走ちゃダメだよー」
「はーい」
そう言って早歩きで歩く、幼げな少女。こう見れば、可愛らしい女の子にしか見えないのに。
「マスター。少し、いいかな?」
マーリンは笑顔で話し掛けてきた。
「?」
「いや、大した事では無いんだ。最近の様子はどうかなと思ってね」
「どうって、特になんともないけど?」
「そうか、それならいいんだ。
うんうん。やっぱり、健康が一番だね♪」
そう言い残し、マーリンは去っていった。
────?
さっきの、なんだったんだろう?
おやおや、あの様子だと彼「女」の心は閉じたま
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