〜チマメ隊〜 ことの始まりは
第3羽 ラビットハウスの下には秘密基地が!?
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青いバケモノから逃げつつ、迷路の出口らしき通路に入ったチマメ隊一同。その通路の先にあったのは…
「エレベーター?」
「エレベーター…ですね」
通路に密接したエレベーター、他に道はないようだ。3人が乗り、一つしかないボタンを押すと下降し始めるエレベーター。
「ラビットハウスってこんな仕掛けあったんだ」
「こんな仕掛けないです!」
しばらく降下は続き、着いた先はコンクリートで出来た地下通路のようなところだった。
「ラビットハウスって地下なんてあったんだね」
「そんなものないです!…ないはずですよ、多分」
チノも自信なくしてきてるじゃん、と笑うマヤ。
とりあえず進んでみましょう、と広めの一本道を進む一同。突き当たりの角を曲がると…
『チ〜ノ〜』
「「「ピャァァァァァ!」」」
突然現れた広場、その真ん中にいたのはチノの上に乗ろうものなら瞬く間にチノが潰れてしまうだろうという大きさのティッピーだった。
「おじいちゃん!?」「「おじいちゃん?」」「なんでもないです」
『チ〜ノ〜』
「「「うわぁぁぁ!」」」
ピョン、と飛んだ巨大ティッピーは3人の頭上めがけて落ちてくる。間一髪避ける3人。
「逃げろー!」
「逃げるってどこにですか!?」
「あそこに扉があるよ!」
「ダメです、鍵がかかってます!」
「…あれ倒したらたくさん経験値貰えそうじゃない?」
「「どうやって!?」」
『チ〜ノ〜』
「「「きゃあああああ!」」」
巨大ティッピーはどこからか巨大なコーヒーカップを取り出し、中身ごと3人に投げる。こぼれ出したコーヒーの大波に呑まれ、3人は部屋の端まで流されるのだった。
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