第4話 武士道プラン発動せり
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も人の事言えないと思う)))))))
彼の言葉が届いていた3−Sのクラスメイト達全員の意見だ。
京極は常に全教科満点を取り続けて来た士郎と旭の2人には僅かに劣る点数だが、それでも全教科の内幾つかを取りこぼす程度で、ほとんど満点と変わらず、常に3位を維持してきた猛者で、現3年生代でのこの3人の学期末テストの成績は不動のものなのだ。
そんな3年生たちに構わず、相変わらず登場しない与一を除いた武士道プランの3人の大和撫子が挨拶をしてから壇上から下りて行く。
次に武士道プランの関係者が1−Sに入ると説明された直後、グラウンドにとある高名な交響楽団が入って来て演奏が始まる。
そしてさらに何人もの燕尾服を着た男達――――九鬼従者部隊(男のみ)が来て、自分達の体を使って壇上までの道を作り上げる。
その即席の道を悠然と歩いて来る女の子が壇上まで昇って来た。
「我、顕現であるぞ!」
如何やらこの女の子は九鬼英雄の妹である九鬼紋白らしい。
それとは関係なく、準を始めとする何人かが、
『オォオオオオオオルッ・ハァアアアアアアイルッ・ロリクォオオオオオオニィィアァアアアアアアアアアアアア!!!』
と興奮しながら絶叫した。
そんなロリコンどもを置いといて、九鬼紋白が自己紹介を始めた。
その強烈な紹介に圧倒される一年生たち。
その後に百代が胡散臭そうに聞く。
「爺ぃ、もう1人の転入生は?」
「さっきから紋ちゃんの後ろに控えるよう立っているじゃろ」
「やっぱりそんなオチか」
予想通り過ぎて呆れる百代。
勿論百代の反応など構いもせず、紋白に促されて殺戮執事が自己紹介する。
「この度学園に入る事になりました。ヒューム・ヘルシングです。どうぞ皆さん、宜しくお願いします」
これに百代は突っ込もうとしたが、もう突っ込みを入れたら負ける気がしたのか、胡散臭そうな表情を保ちつつも自制した。
しかし百代がツッコまずとも疑問を呈する声がチラホラと聞こえた。
それにヒュームが親近感を持たせようと自身の好きなゲーム機種を上げるが、それはゲーム世界ではアンティークモノだった。
「あの人がヒューム・ヘルシングか・・・」
呟く百代から僅かの闘気を感じた弓子が聞く。
「強いので候?」
「当然!九鬼家従者部隊の永久零番だ。しかも現在の最強の座はあの人の称号の筈だが・・・・・・爺の話から聞いたほどの強さのイメージを感じ取れないし、そこはやっぱりお歳だから仕方ないのかな?」
そう、百代が疑問を呈した直後、
「百代、後ろに来るぞ」
「は?」
自分の方へ振り向かないままの士郎に、いきなりに声を掛けられたことに驚く百代だが、言葉の意味するところを
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