第4話 武士道プラン発動せり
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聞などで既に持ち切りの武士道プランでの転入生たちの事でだ。
その事で学長である鉄心が話す前、士郎は何故か五メートルも離れていない位置に居る百代にジッと見られていた。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
(なんなんだ?)
士郎が困惑に囚われている間に、鉄心が壇上に上がって全生徒に向けて説明を始めていた。
「では、葉桜清楚。出番じゃ」
鉄心に促されて1人の美少女優雅な足取りで壇上に上がって来た。
「葉桜清楚です。皆さんに会うのはとても楽しみにしていました。今日より宜しくお願いします」
彼女のお淑やかな立ち振る舞いと物腰に、男子生徒の多くが色めき立ち、美少女に目が無い百代も、
「なんだよ!あんなにかわゆいのに〜、Fに来てくれ〜」
先程まで士郎に注視していたのに、一転して眼中に無くなる百代。
士郎としてはありがたい事ではある。
そうして彼女の説明が始まる。
如何やら意図的に彼女が誰の英雄のクローンなのか隠されている様だが、士郎としては呆れるばかりで、隣にいた最上旭に話しかける。
「最上。九鬼財閥は本気で隠す気あるのかな?」
「さあ?まあ、でも、士郎の言いたい事も解るわ。彼の英雄の異名を読み方を変えて名前に変換したり、頭についてるのは恐らくヒナゲシでしょうし、単純に考えるなら一択でしょうからね?それで彼女に教えてあげる?」
「いや。俺は立場上ある意味藤村組の一員だからな。下手な騒ぎを起こして藤村組にマイナス的な原因となるのは避けたいところだ。それに・・・」
「それに?」
「まだ話したことも無い人間が上から目線で話しかけるなんて、人のする事じゃないと思うんだ。だから話すにしても隠す判断をするにしても彼女と接してからだな」
一見まともな考えだが、何故か旭は呆れるように言う。
「そうやって外堀から埋めて誑して行くのね?罪作りな男」
「なにがさ?」
「無意識な所が余計に性質が悪いわね。私の事情に深く聞かないのも、その一環なのでしょう?」
「一環って何だよ?誰にでも秘密にしておきたい事なんて一つくらいあるもんだろ?特に女性のその関係なら詮索しないのが男ってもんだろ」
「ねぇ?今のって私の事口説こうとした?」
「断じて違う」
士郎と旭が話している途中にも武士道プラン関連の話は続く。
次に壇上に上がって来たのはポニーテールの美少女武士、源義経だ。
彼女の簡単な自己紹介と挨拶も終えてから出てきたのは、まだ十七歳と言う歳で色っぽさ溢れる癖毛の美少女、武蔵坊弁慶と名乗る美少女だった。
それからすぐに学長から那須与一の登場も発せられたが本人が出てこない。
暫く待っても出てこない。
如何やらサ
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