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衛宮士郎の新たなる道
第4話 武士道プラン発動せり
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我部が反応した。

 「確かお前はオイルレスラーの・・・」
 「長宗我部宗男だ、武神。長ければチョーさんとでも呼んでくれ。それで俺に何か用か?」
 「い、いや、お前こそ私に用があったんじゃないのか?」
 「いや?無いが」

 長宗我部の素の返答に、ガックシと項垂れる百代。
 代わりにならばどうして此処に居るのかと、大和が聞く。

 「おう!よくぞ聞いてくれた。とは言ってもこの辺りで住んでいる筈の一つ年上の親友に、四国土産を渡すのを忘れてから、ここを通るだろうと予想して待っているだけの事だがな」

 ガッハハハハと豪快に笑う長宗我部。
 それを項垂れていた百代が、女の感が働きそれに従って聞く。

 「・・・・・・もしかして、士郎か」
 「応とも!その通りだ!流石は俺の親友!かの武神にまで名前を憶えられているとは、流石だぜ・・・・・・?」
 「ん?如何した?」

 長宗我部は親友と呼ぶ士郎の人間性を理解出来ている。加えて、噂のみによる考察だが武神の性格面も。そして彼は決して脳筋ではなく、外見に似合わず冷静な判断も出来る。
 そんな長宗我部が士郎を呼び捨てにする百代にある疑問をぶつける。

 「もしかして武神は士郎の女か?」
 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」

 百代は何を言われたのか理解できず、停止する。
 しかし何故か長宗我部は、百代のその反応を肯定と受け取ったようで、先程の様に豪快に嬉しそうに笑う。

 「ガッハハハハ!やっぱりそうか!こんな極上の女をものにしてるとは、流石は俺が認めた漢だ!!」
 「・・・・・・・・・って!待て待て!誰が士郎(アイツ)の女だ!?勝手な妄想で話を進めるな!」
 「ん?違うのか?」
 「ち、違うに決まってるだろ!」

 一瞬僅かに躊躇いながらも、長宗我部の疑問を否定する百代。
 だが長宗我部は何所か残念そうに言う。

 「まさか違うとは・・・・・・。俺の中では士郎の番として、しっくりくると思うんだがなぁ?」
 「・・・・・・ど、何所がだ?」

 以前までの百代であれば不快感丸出しの疑問だったが、今の百代にとっては長宗我部の根拠が非常に気になった。

 「何所も何も、良くも悪くも有無を言わさぬ自分の我を貫く所なんて特にだが?」
 「それは私が横暴だと言いたいのか・・・?」

 しかし期待していた言葉とは違っていたので、機嫌を悪くする百代。
 だが露骨に不機嫌ぶりを隠そうともしない百代に臆することなく、長宗我部は続ける。

 「言いたいも何も、その横暴ぶりが士郎の性質にぴったりくるんだがな」
 「如何いう意味だ?」
 「把握してるかは知らぬが、士郎の奴は自己犠牲過ぎるところがある。その辺は本人も少しは自覚があ
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