第4話 武士道プラン発動せり
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「うっ、羨ましい訳あるかあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
「あっ、百代!?」
自分の感情を制御できず、気恥ずかしさから百代はその場――――衛宮邸から飛び出して行ってしまった。
「〜〜♪」
リザの思惑通りに事が運び、結局百代は今日の早朝、衛宮邸に戻ってくる事は無かった。
−Interlude−
風間ファミリーは登校中、全員何時も通りで元気だった。百代を覗いて。
「如何したの姉さん?」
「別に」
大和に素っ気ない態度にファミリー全員訝しむ。
「モモ先輩如何したんだ?」
「何時ものモモ先輩なら『英雄のクローンと戦える!』ってルンルン気分なんじゃねぇか?」
「確かにおかしいですね。一子さん、何か知ってますか?」
「今日のお姉様、食事も朝の鍛錬も川神院だったのよ。最近は衛宮先輩での家でしてたのに」
「なら衛宮先輩と何かあったって事か」
「ハハ、ザマァ見ろ!フラグはやっぱり折れていくモノなんだっ!」
「何時も丁寧に自分からフラグの立ちそうなところを根元から破砕しているガクトが言うと、説得力があるね」
「なんだとーっ!」
皆が百代の元気のない理由に話してる中、京は確信を以て舌打ちしていた。
(ちぃぃッ!またしくじったのか士郎さん!モモ先輩がふらついてると、私の計画にも支障が出ると言うのに!)
そんな京の企みに全く気付いていない百代は、皆の心配通り非常に不機嫌で破壊衝動に駆られていた。
(あーッ!むしゃくしゃする!それもこれも士郎の奴のせいだ!あー、誰か殴らないとこのいらいらが収まらないぞ!)
そんな苛つき全快の百代の進路上――――俗称・変態の橋の前にガタイの良さそうな男が待っていた。
(よぉぉぉしっ!いいぞいいぞ、グッドタイミング!)
挑戦者らしき男が待っていた事に嬉しく思う百代。
その挑戦者らしきガタイの良さそうな男にだんだん近づいて行くと、上半身が裸である事に気付いた。百代以外も気づいた。流石は変態の橋と皆、納得した。
さらに近づいて行く。その挑戦者らしき男が昨夜にて、東西交流戦で戦った天神館の西方十勇士が1人、長宗我部宗男である事に気付く。
耐久値ならそこらの武術家より在りそうだと、百代はさらに嬉しくなる。
しかしさらに近づいて行っても、全く名乗って来ない。
そして横を通り過ぎる風間ファミリー。まだ名乗って来ない。
今度は距離が離れて行く。まだ名乗って来な
「――――って、ちょっと待てッ!!」
「「「「え?」」」」
「「「「ん?」」」」
「んん?」
百代の叫びにファミリー全員と長宗
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