第一部 ケイオスクルセイダーズ
第一章 紅霧異変
13.楽園の素敵な巫女
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!なるほど。スタンドってやつね」
ま、これも勘だけでどね。と付け加える。
ここ、紅魔館の方々が霊夢の幼少期、まだ巫女の修行時期にまでさかのぼる。初まりにして原点、スペルカードルール制定すらもされていない時代に、この幻想郷を乗っ取ってやろうぜ、みたいなノリで幻想入りをし、荒れていた妖怪を配下につけ八雲紫に戦いを挑んだのが、最初の異変『吸血鬼異変』。
つまり何が言いたいかというとそれだけ長くここにいるということだ。そして、スタンドがこの幻想郷で目覚めた早苗がそれに目覚めたのもつい最近のこと。咲夜という例外がいたものの、目覚めていてもおかしくはない。早苗がなぜこのころにいるのかは聞いてはいけない。それは作s
「それを知っているのならば、話が早いわね。これが私のスタンドの力よ!」
(確か、丞一が言ってたわね。
『スタンドってのもタイプがある。ここでは簡単に、人型と物型って二つに分けさせてもらう。人型は俺や早苗のタイプだ。これが相手だと中か中に厄介だ。このタイプは何かと強いのが多い、まあ、でも攻撃方法は単純明快、ステゴロだ。人型タイプは特に──俺の時止めみたいな例外がたまにいるが──基本接触によって行われる場合が多い、ステゴロに自信があるやつなら容赦なくラッシュでオラオラってくるからな』
って、オラオラっていう動詞がよくわかんないけど要は超ぶん殴ってくるってことでいいわね)
霊夢は勘を研ぎ澄ましていた。丞一が来て、早苗がスタンドを明かして一カ月何もしていなかったわけではない。本当は何もしたくなかったが、魔理沙に巻き込まれ共にあの二人と弾幕ごっこに勤しんだのだ。スタンド使いとの実践は積んでいる。
(この感覚は、人型ね)
しかし、レミリアは何もしてこない。さらに極めつけには誰もいない空間に弾幕を放っていた。
そして、衝撃は突然来た。
いきなり、肩と右腕に衝撃がきた。
(っ!何で!攻撃がくる気配はなかった!これが丞一の言っていた『例外』ね。面倒きわまりないわね。となると、あいつの程度の能力と関係があるかもしれないわね)
これまで霊夢が会ってきたスタンド使いたちには、程度の能力とスタンド能力には何かしらが結びついていた。
丞一は『重力操作とそれに伴う時間停止』と『空間を操る程度の能力』の『相対性理論を司る能力』。
早苗は『触れた物を直す』能力と傷の治癒すら可能な『奇跡を起こす程度の能力』の『治癒性』。最も、主人公の能力ということもあり『奇跡を起こす程度の能力』によってランダムに手に入れた可能性も否定できないが。
そして、霊夢は知らないが、咲夜に至っては『時間停止・加速に時飛ばし』。そしてそれとほぼ変わらない『時間を操る程度の能力』だ。
これほど都合よく揃ったなどと言うつもりもあるまい。スタンドとは精神エネルギーの
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