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奇妙な暗殺教室
移動の時間
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旅行中でもなんら関係ないと言わんばかりの殺せんせーのボケと俺達のツッコミ…何時もとなんら変わらない光景だが、寝ずにここまで移動してきた俺には消化しきれねぇ…よってここはさっさと退散するに限る。


「ちょっと夜風あたってくる…部屋に行く時に呼んでくれ」


「了解…でも、分かりやすい所にいてくれよ。」


千葉の言葉に丈一郎は手をひらひらと振りながら答え旅館の外に出ていった。


「相変わらずクールな奴だな」


「頭脳明晰で容姿も整っていて…女子にもモテるとか最強じゃん……死ねばいいのに」


「そういう事を言う岡島には一生そんな状況は来ねーだろうな」


「そんな事ないわ!チクショォォォお!俺は絶対に諦めねーぞぉぉぉおおお!」


余談だが、菅谷曰くこの日を境に岡島の部屋には『女子にモテる為の方法百選』や『女子はこんな男に憧れる』などといったいかにも残念な人達が読みそうな本がちょくちょく増えたらしい。



◆◇◆◇◆◇◆◇



一方、旅館にある庭にある壁に寄りかかり夜風に当たりっている丈一郎はというと、



「やれやれ…いつものことだが騒がしいな」


まぁどうせカルマ辺りが原因だろう。ジジイ並みに我の強い連中がみんなで仲良く修学旅行してるんだ…浮かれて普段以上に騒がしくもなるか


「まぁそこら辺は今も昔も変わらないって事か」


良くも悪くも俺はそういう星の元に生まれてしまったらしく死ぬまで毎日がお祭り騒ぎの様に喧しい奴らと過す可能性があると考えるとかなり憂鬱になるけどな


「やれやれだぜ……」


もし、自分に子供や弟子なんかができた時には今の自分の立場に彼らがなったときには余計な苦労をかけさせない大人になっていたいものだ。…さて、



「中村…さっきから俺に足音立てず近づいて何企んでるんだ?」



そう言い後ろの壁に振り返る。すると観念したのか壁の向こうにいる少女は照れ臭そうに、



「あははは…バレた?」



精一杯の愛想笑いを浮かべてこちらの方にひょいと顔をだした。


「バレバレだ。凡人ならともかくその程度じゃ俺に気がつかれずに背後は取れねーよ」


まぁここに来る前なら気づかなかったも知れないが最近は烏間先生との模擬戦のお陰で鈍っていた感覚が少しずつ鋭くなってるからな。しょうがない。


「んで…なに黄昏てんの?ジョジョ」



そう言い中村は丈一郎と同じ様に壁に寄りかかる。


「別に…ただこんなに騒がしい旅行は久しぶりだったから少し懐かしく感じていただけだ」


それを黄昏てるというのではないか?と中村は思ったが敢えてここは触れずに話題
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