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永遠に響く笛
第1話 序列一位

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ーとある病室ー
「失礼します」
その病室に1人の若い男が入ってきた
「おお、アルマか!元気にしてるか?」
若い男ーアルマに気づいた車椅子の男はガエリオ・ボードウィン。6年前の「マクギリス・ファリド事件」にてマクギリスを討った人物である
「…響が来ていたんですか?」
「……いや、お前だけだ。今日来たのは」
「嘘はダメですよ…ホットドッグが二人分置いてあるじゃないですか…アイツの大好物の」
「……」
響とは一体誰なのかーそれは、数ヶ月前に遡る
ーーーーーー

ーバエル宮殿ー
「コイツが…バエル…!」
白を主なカラーとしたモビルスーツ…ガンダムバエルの前に立つこの男ーと呼べるのかどうかわからない姿をしているーが響・アルトリウスである
「響!」
響に銃を向けたのはアルマだった
「銃を捨てろ!響!」
響は…足元に銃を置き、手を上げた
「違う!捨てろと言ってるんだ!」
「…なあアルマ」
「なんだ」
「お前は…こんな場所にいていいのか?」
「響…何を?」
アルマが聞いた瞬間、響は懐に忍ばせていたナイフ(正確には小型の銃を仕込んだナイフ)でアルマを撃ったーが、アルマに傷はなく、アルマの持っていた銃のみが吹き飛んだ
「くっ…」
アルマが頭を上げるとそこに響の姿はなかった
「アルマ!俺はこのバエルを使ってギャラルホルンに復讐してみせるぞ!」
響はバエルの肩にのると、天井が破壊されチェーンが降りてきた。するとバエルに巻き付きそのまま上昇していく
「待て!響!」
パァンッパァンッ!
アルマは銃を撃ったが、響に当たることもなくそのままバエルは姿を消した
「クソォオオああああ!!!」

ーーーーーーーーーー

「…あれ以来姿は見せていませんが…恩人でもあるあなたの所へは来ると思います」
「……確かに響は俺の元に来た。でもなアルマ、俺はアイツの気持ちがわかる気がするよ」
きっとその思いは、過去のマクギリスへの思いとも繋がっているのだろう
「このホットドッグ、俺の分だけじゃないんだぜ?もう一つは…アルマ、お前の分だ」
「ッ…」
響がアルマを撃たなかった理由…それは、アルマの事を自分の唯一無二の友人だと思っているからだろう
彼らは所属した当初から一緒で共に己を高め合った仲だった。だから彼は撃たなかった…いや、撃てなかったのだ。自分の友人を傷つけることだけはできなかったのだろう…
「…響は今何処に?」
「俺がそれを知っていたら真っ先に君に教えるさ」
ガエリオは苦笑を浮かべながら答えた
響はそれ以来行方不明のままだ…しかし、彼の奪ったガンダム…ガンダムバエルはコクピットを取り外されている。動かすことは不可能に近い…コクピットをつけない限り

……To be continued
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