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魔法少女リリカルなのは 〜黒衣の魔導剣士〜 外伝
蒼雷の恋慕 02
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着だ」
「あ、ありがとう。……えへへ、ショウの匂いがする――ッ!? 何で叩くのさ?」
「お前がおかしなことをするからだ。さっさとシャワー浴びてこい」

 まったく……もう少しでいいから異性意識を成長させてほしい。
 そうじゃないと俺を含めた男性陣が苦労する。レヴィを好きだと思っている人間が居るとすれば、実に大変な道のりになるだろう。真剣に告白しても友人として好きといった返事しかこなさそうだし。
 居るかも分からないレヴィの将来の相手に同情しながらキッチンへと向かった俺は、冷蔵庫の中身を確認する。セイが買出しをしてくれていたのか、材料は十分にあると言えるが……大半のものを使わないとレヴィを満足させることはできないだろう。
 冷蔵庫の中身のことで話が上がった時は素直に謝らないとな。
 一度息を吐いて意識を切り替えた俺は、適当に材料を取り出して調理を開始する。今回は質よりも量が求められるため、あまり時間を掛けずに作れるものを作っていく。単純に疲れているので調理時間を短くしたいという俺の願望も理由なのだが。

「ショウ〜お風呂上がったよ〜」
「そうか。こっちもあらかた出来……」

 意識をレヴィに向けた瞬間、俺は思わず絶句した。
 シャワーを浴びただけとはいえお風呂上がりの女性というのは色気がある。レヴィも中身はあれだが外見は大人。見た目から来るものはあるのだ。
 いや、むしろ中身があれだからこそ……下はパンツ以外何も履いていないのだろう。しかも上は俺の服なのでレヴィには大きい。ブラジャーは着けていないのか、胸の谷間が見え隠れしている。

「ショウどうかした?」
「どうしたってお前な……」

 今の自分の服装を考えろよ。それと屈みながら上目遣いでこっちの顔を覗き込むな。付き合いの長い俺じゃなかったら襲われててもおかしくないぞ。まあ並の男なら返り討ちに遭うだけだろうが。
 それは置いておくとして……これから食事をしたら寝るということを考えれば、ブラジャーを着けろとは言えない。寝る時は楽な格好で寝たいというのは分かるし、迂闊に突っ込めばセクハラ扱いされる案件なのだから。
 だがそれでも……これだけは言いたい。言わなければならない。

「とりあえず下を履け」
「えーまだ熱いよ〜。もう少ししてからじゃダメ?」
「ダメだ。履かないならご飯抜きだ」
「そんな〜!? 分かった、今すぐ履くから許して!」

 そう言ってレヴィは慌ててリビングから出ていく。
 欲望に素直な性格をしているだけにこういう時は扱いやすい。最初から人前に出ても恥ずかしくない格好をしてくれればより良いのだが。ああいう姿は家族と呼べる関係になるか、異性のいない環境だけにしてもらいたいものだ。

「ショウ、履いてきたよ! これでいいよね?」

 確
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