暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeX:
Melior est certa pax quam sperata victoria
Epica1新たなる始まり〜Fresh start〜
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車し、客が続々と乗り込んで来る中、「おはよ〜♪」なのはとヴィヴィオが私たちの座席へとやって来た。
「おはよう、ヴィヴィオ、なのはさん♪」
「ああ、おはよう」
1つ前の2人掛け座席を半回転させ、2つの座席を向かい合わせにする。そうすることで私たちは顔を合わせてお喋りが出来るというものだ。
「ねえ、フォルセティ。宿題やってきた?」
「うん、もちろん。答え合わせする?」
「それはコロナと一緒にやろう!」
「あ、そっか。うん、そうしよう!」
フォルセティとヴィヴィオも、すっかり学生生活を満喫している。夕食時にも学校で何があったか、と嬉しそうに話してくれているからな。その様子だけでどれだけ楽しいのか察することが出来る。
「なのは。今日は休みなのか?」
「あ、はい。アインスさん、何か用事があればフォルセティを預かりますけど・・・?」
「いや、大丈夫だよ。今日はシャマルも休みだからね」
嘱託とはいえ管理局員である私も、仕事に出なければならないことが少なからずある。その際は八神家の誰か1人が休みを取得するようにしてはいる。が、それが叶わない日はなのはにフォルセティを預けることもあるのだ。
それから目的のステーションに到着したことで一旦降車して別のホームへと移動。次に乗車するのはザンクト・オルフェンの南部ウィンザイン、その南区内にあるヴェラーステーションへと向かう車両だ。車内では学院の制服を着た生徒たちの姿が目立つ。フォルセティとヴィヴィオは学院初等部では有名人のようで、「ごきげんよう!」と他の初等部生徒と挨拶を交わす。
「お友達が居るならお話しして来てもいいんだよ?」
「フォルセティも行って来たらどうだ?」
なのはと2人でそう提案するがあの子たちは首を横に振って、ヴィヴィオは「今はママ達と一緒に居る〜♪」と笑い、フォルセティは「僕もアインスお姉ちゃん達と話す〜!」と笑った。そんな2人に私となのはも笑顔になった。
「「と〜ちゃ〜く!」」
そうしてヴェラーステーションのホームに降り立った私たちの耳に、「ヴィヴィオ〜、フォルセティ〜!」2人の名を呼ぶ可愛らしい声が聞こえた。
「「コロナ!」」
大手を振って駆け寄って来た1人の少女。名はコロナ・ティミル。フォルセティとヴィヴィオのクラスメイトで友人だ。
「あ、おはようございます!」
「うん。おはよう、コロナ♪」
「おはよう」
お辞儀をして挨拶してくれる、本当に礼儀正しい子だ。私となのははここまでだ。ここからあとは他の友人たちと共に学院まで向かうし、教会のシスター達が学院までの道の要所要所で見てくれているからな。何も不安な事は無い。
「じゃあヴィヴィオ。ママはここまでだから」
「私もだ
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