暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpisodeX:
Melior est certa pax quam sperata victoria
Epica1新たなる始まり〜Fresh start〜
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てると言えば似合ってるかもな〜。そんなヴィータも洗濯かごにパジャマを入れて、あたしの隣で歯磨きを始めた。
「ガラガラ〜・・・ペッ。んじゃお先〜」
「おー」
脱衣所から出て、お腹が空きそうな良い匂いが漂って来るリビングに入る。リビングと繋がってるダイニングの奥、キッチンを見る。
「お。おはようや、アギト。朝ご飯、もうちょっとで出来るから待っててな〜♪」
「おはよう! ありがとう、はやて!」
局のタイトスカートにブラウス、エプロン姿な八神はやて。八神家のお母さん、歩くロストロギア、チーム海鳴の出世頭なんて呼ばれてる。んで、あたしの保護責任者でもある。そしてかつてのあたし達のマイスター、オーディンですらも解くことが出来なかった“闇の書”の呪いを解いて、本当の名前の“夜天の魔導書”を取り戻させた功労者の1人。海上隔離施設に居た頃から、あたしに良くしてくれてた。
「おはよう、アギト」
「うん、おはよう、アインス」
リインフォース・アインス。みんなからはアインスって呼ばれてる。マイスター・オーディンが名付けたシュリエルリートは、自分と同じように、そして自分以上にシグナム達守護騎士を大事にしてくれる主に出会った時までの時限ネームだったって、施設に居た頃に教えてもらった。
(はやてが付けたのが、リインフォース、だったわけだ)
災厄撥ねし魂・導き果てぬ絆・希望の守り手、シュリエルリート。そして今は強く支えるもの、幸運の追い風、祝福のエール、リインフォース。リインフォース・アインスだ。
「料理をテーブルに運ぶのを手伝ってくれ」
「おう!」
アインスもエプロンを着けてて、はやてと一緒に作った朝ご飯のお皿をダイニングテーブルに運んでる。あたしもアインスのお願いを聞いて、キッチンカウンターからテーブルへと運ぶのを手伝う。
「今日も美味しそう♪」
はやてが作ってくれたのは和食っていう、はやての故郷の料理だ。白いご飯にお味噌汁、卵焼き、ブリの照り焼き、小松菜のお浸し。マイスター・オーディンもよく作ってくれてた料理だ。
「パンでもいいけど、やっぱ朝飯ははやての和食が一番だな♪」
「嬉しいことを言うてくれるな〜、ヴィータ♪」
ヴィータとシャマルとザフィーラもリビングにやって来た。
「アギト。ご飯が出来たよ〜って、シグナムを呼んでくれるか?」
「うんっ!」
外へと直接出られるリビングの掃き出し窓を開けて、すぐ側の砂浜で木刀を振ってる「シグナム〜!」の名前を呼んだ。八神邸の目の前にはプライベートビーチがあって、夏は家族だけ、チーム海鳴って言う幼馴染だけで構成された友達を呼んで、楽しい海水浴が出来る。
「アギトか。おはよう」
「うん! 朝ご飯が出来た〜!」
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