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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第637話】
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た予定では清水寺の後は二条城なのだが――前倒しで二条城に向かおうか」
「わ、わかりましたっ」
完全に予定が狂った修学旅行、一夏を残して一路はまた歩いて二条城へと向かった。
道中の観光に様々な場所を歩く一年生達、一部無事な観光街では店が開いていた。
同時刻、京都へとやって来たウィステリア・ミストはその足で各地の被害状況を調べていた。
爪痕が酷い白騎士暴走空域付近はまだ着手されていなく、亡国機業が焼き払ったホテルも営業停止していた。
だがこれもテロリストを受け入れた報いだろう、警察が何か証拠が無いかを調べてるのか規制線が張られていた。
ラファール・リヴァイヴ展の会場はドアのガラスが割れたのみだが後日行われる予定だった世界の絵画展は中止になっていた。
「……全てが焼かれるよりはましだが、それでも被害は大きいか……」
そんなウィステリアの独り言が空へと消えていった。
一時間程過ぎ、二条城を観光している一組生徒達。
撮影班の一夏が居ないため急遽ヒルトが撮影班に抜擢された。
使いなれないデジタルカメラを使い、何枚も生徒の記録を残していく。
「お兄ちゃん、お疲れ様」
「ん……美冬か。 どうした?」
「ううん、お兄ちゃん疲れてないかなって。 後……気負い過ぎてないかなって……」
「……大丈夫さ、美冬」
ヒルトは決して見せなかった、美冬の心配もわかる。
だけど実際被害が出たのだ、そしてその現場に戻って来たヒルトは亡くなった八人に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
それだけじゃない、怪我人も多数居るし今なお入院してる人達も居るのだから。
ヒルトは表情に可能な限り出さず、美冬の頭を撫でると一人二条城の中へと消えていく。
美冬には追いかける事が出来なかった、妹なのに兄の力になれなかったのが悔しかった。
唇を噛みしめ、溢れ出そうになる涙を堪えるだけで精一杯だった。
二条城の中に入ったヒルト、中は一組生徒以外にも観光している客が居た。
「有坂くーん、写真おねがーい♪」
要望を受けて写真を撮るヒルト、他の生徒の要求も受けて写真を撮っている間は何もかも忘れ、没頭できた。
だがそれでも、撮影が終わればヒルトは押し潰されそうになる。
そんな時だった、ヒルトの制服の袖を引っ張られたのは。
振り向くと小さな女の子と母親が居た、誰だろうと思っていると――。
「おにいちゃん、たすけてくれてありがとう」
「え?」
身に覚えのないお礼に首を傾げたヒルト、母親が代わりに説明を始めた。
「私達、貴方と黒い機体、そして白騎士の付近近く
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