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戦姫絶唱シンフォギアAXZ ─全てはその歌のために─
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ドガアアアアアアンッ…!!!
鬱蒼とした森林地帯から響き渡る轟音…。南米の“反国連”を掲げる軍事政権国家“バルベルデ共和国”は、現在実質的な紛争状態にあった。ここ最近までは国連軍の攻勢よって小康状態になっていたのだが、軍事政権側が異形の存在──“ノイズ”を戦線に投入したことで、情勢が一気に“混迷化”してしまったのだ。しかし、そんな状況を打開すべく国連軍も“或る存在”を戦線に参加させた。その存在とは……
『接近車両をモニターで補足ッ! 敵は…シンフォギアですッ!!』
ノイズに対する唯一の対抗手段――“シンフォギア”である…。そして今その力を振るっているのは…3人の少女達だった…。
♪〜♪〜♪〜♪〜
そして今度は戦場に、激しくも美しい歌が響き渡る。いずれも成人に達していないであろう見た目の彼女達は、いずれも拳、剣、銃火器を以て軍隊やノイズを圧倒し始めた。銃弾や砲弾を受けても一切動じないその姿は…まさに“戦士”と呼ぶに相応しい…。そんな中、
「まさかいきなり来てすぐにこの光景だなんて…。正直ちょっと混乱してるんだけど…」
「…ああ…そうだな…」
その光景を“遥か数十キロ先の山岳部”から見ている者達がいた。1人は短い茶髪と眼鏡が特徴の温厚そうな青年。もう1人は短いオレンジ髪が目を引く若干不良っぽい青年である…。
「やっぱり複雑? あの3人…いや、あの“6人”がこうやって普通に戦場に立ってるのは…」
「…“何も感じねえ”…とでも言うと思うか?」
「思わないよ。そんな人間だったらすぐに“斬り捨ててる”し」
「…そうかよ…っ!」
ここでオレンジ髪の青年は何かに気付き、咄嗟に右手を突き出すような形で構えたかと思うと、
「破道ノ四、“白雷”ッ!」
指先から一条の青白い光線を放ったのだ。放たれた光線は光の如く凄まじい速度で進んでいき…“ある物体”に命中した…。
「早速“影響”が出てるみたいだね…」
「ああ…今のも“本来なら無かった”筈だ」
「でも、それを恐れてたら何も出来ない。その先に待ってるのは…」
「………」
「本当に嫌になるね、こういうの…」
そこから暫くは2人の間を沈黙が支配するが…何故か2人とも右手の拳を力一杯握り締めていた…。まるで何かに対して、言い様の無い“やるせなさ”を感じているかのように…。
「ねぇ、“一護”」
「…何だ?」
温厚そうな青年──奴良リクオは、不良っぽい青年──黒崎一護に対し、こう問い掛ける…。
「──、何でいないの…?」
「……俺が知るかよ」
その瞬間、今度は2人の間を言い様
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