第二話第五特務部隊
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サンドミリタリーにある基地(ミリタリーベース)のとある部屋へと続く廊下を歩く一人の男が居る。
お腹を押えながら。
「ぐっ...何故第五特務部隊なんかに...」
第五特務部隊室に続く廊下を歩いてる男【コリ将官】はキリキリと痛む胃を押えながら胃痛の元凶達が居る部屋へと歩く。
「そもそも彼奴達はこの任務に不釣り合いだ...あ〜胃が...」
【第五特務部隊】サンドミリタリーに所属してる特殊部隊や特務部隊よりも頭一つや二つ,いや,下手したら三〜四つ位抜ける凄腕部隊。
一人一人が持つ技術や得意分野をフルに活用し,冷静沈着で絶対に与えられた任務を完了するエリート部隊。
確かにこう言えば聞こえは良い....だが,実態は違う,そもそも説明した通りならばコリは激しい胃痛などに苦しまされる訳が無い。
「着いてしまったか...頼む,留守でいてくれ」
コリは神に祈り,ドアを開ける....開いてしまった。
「てめぇ!!なに,人のおやつ食ってんの!?」
「知らねぇよ,何時までも食わない奴が悪い」
「とっておいたの!大事に!分かる!?ドゥユーアンダースタン〜〜!!?」
「ハイハイ,【グレー】ちゃんそんな事で騒がないの」
「そんな事って言った!?そんな事って言った!?」
「先輩煩いです,脳天打ち抜かれて四肢切断されて死んで地獄で一生苦しんでください」
「酷い!?後輩の言葉が一番心にグサッてくる!?」
とてもじゃないがエリート部隊の会話とは思えない,例えるならば高校生の放課後そんな感じだろう,これでも他の部隊の追随を許さない程成果を上げてる部隊なのだ,コリの胃痛の訳も分かるだろう。
「はぁ〜〜〜,おいお前らそこら辺にしとけ」
何時までも馬鹿みたいに騒いでる最強部隊(?)に声をかける。
「酷い!泣くよ!?俺泣いちゃう....ん?コリさんじゃないすっか」
「あら?珍しいわね,貴方が此処に来るなんて」
「む?コリ?何しに来たんだ?」
「コリ将官お久しぶりです」
一人は床に突っ伏して
一人は驚いた様に
一人は満足そうに
一人はソファに寝転がり読んでる本から視線だけで
一人の訪問者を見る。
「私が此処に来る理由は一つだけだろうが」
「え〜,また仕事〜?僕行きたくな〜い」
「お前な...まぁ良い,今回の任務は銀河層第24区で確認された生星の調査だ」
「「「「...は?」」」」
見事に全員の声が重なり,一気に部屋の空気が引き締まる
「まじか?まじで...生星が...?」
「あぁ,4年前のガセではない」
「ッ!...」
するとグレーと呼ばれた男が苦い顔をする。
「...それで,その生星はどんな場所
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