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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
525部分:第四十二話 于禁、事実を知るのことその一

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第四十二話 于禁、事実を知るのことその一

             第四十二話  于禁、事実を知るのこと
「それでなのだ」
「だよなあ」
 馬超が張飛の言葉に頷いている。一行は旅を続けている。その中で歩きながら話をしているのだ。
「あそこの飯ってな」
「何か妙に量が少なかったのだ」
「一口分だけれどな」
「けちっているのだ」
 張飛は不満な顔で言う。
「それは許せないのだ」
「ああ。せこいよな」
 馬超は張飛の言葉に全面的に賛成だった。
「そんなことってな」
「全くなのだ。けれど安かったのだ」
「それはよかったな」
「だから許してもいいのだ」
「それはいいけれど」
 こんなことを話す二人にだ。馬岱が言ってきた。
「翠姉様達って」
「んっ、何だ?」
「何かあるのだ?」
「食べ過ぎよ」
 彼女が言うのはこのことだった。
「もうね。何人前食べてるのよ」
「そんなに食ってるか?」
「最近食欲がなくて困ってるのだ」
「何処がよ。平気で十人前食べてるじゃない」
 馬岱は呆れた顔で二人に言う。
「物凄い勢いで食べるし」
「食わないともたないしな」
「これでも最近食欲がないのだ」
「だからその言葉信じられないから」
 馬岱は張飛に対して言う。
「十人前なんてね」
「ううん、それでも最近朝御飯三杯までしか食べられないのだ」
「そこまで食べてだ」
 趙雲が参戦してきた。
「何故御主はそんなに小さいのだ」
「まだ子供だから仕方ないのだ」
「そうか?確か十八歳以上ではなかったのか?」
 趙雲はこのことを指摘した。
「我々は一応そうなっているのだぞ」
「けれど鈴々は一年生だったのだ」
 張飛は眉を少し顰めさせて反論する。
「確か星は三年生だったのだ」
「私は一年生でしたよね」
 孔明は自分を指差しながら話した。
「聖フランチェスカでしたっけ」
「何か聞いたことのある名前だな」
 趙雲は少し考える顔になって述べた。
「妙に縁を感じる」
「確かあの学校って」
 劉備も言うのだった。
「体操服ブルマですよね」
「人によっては物凄くいやらしくなるのよね」
 馬岱はその劉備に話を合わせて言う。
「愛紗さんとか姉様とか星さんが着ると」
「私もなのだ」
「だって愛紗さん達って」
 馬岱はその関羽に顔を向けて話す。
「胸大きいし」
「むっ」
 ここで実際に関羽の胸が揺れ動いた。
「それに」
「まだあるのか」
「お尻の形もいいですしお腹だってくびれてるし」
 要するにスタイルがいいというのだ。

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