第46話 キャロ、スカさん家に行く
[2/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
夜美が差し出した手を掴み握手するキャロ。
「ふふ、姉と呼ばれるのは悪くないな。困ったことがあったら相談してくれ。いつでも相談に乗るぞ」
「はい、ありがとうございます」
「夜美は頼りになるから気軽に相談するといいぞ。ただし!!余計な事まで覚えなくていいからな」
「失敬な、我が変な事でも教えると思ってるのか?」
「ああ、例えば本棚の後ろに隠してある、乙女ぼnグフッ!?」
頬をグーパンされ、それ以上言えなかった。
「そ、それをどこで知った!?」
「………ラグナルが掃除と称して勝手に侵入して部屋を漁ったとき」
頬を抑えながら俺は正直に答える。
『ちょ!?マスター!?』
「レイ、お前のデバイスちょっと貸してくれないか?」
「いや、絶対壊すから貸さない」
そう返事をしたが、無理矢理でも取ろうと俺に襲いかかってくる夜美。
「渡せ!!そいつは我の知られざる秘密を知ってしまった!!すぐにこの世から排除せねば!!」
「止めろって、別にお前がどんな趣味を持とうと俺は引いたりしないから!」
『そうですよ、私とマスターは口が堅いですから夜美が乙女ぼn………』
「やめろーーーー!!!こうなったら二人ともあの世へ行ってもらう!!!」
デバイスを展開して襲いかかる夜美。
それから俺と夜美によるリアル鬼ごっこが始まった………
「あの…………自己紹介は?」
「全く……………派手にやってくれたね」
「「すいません…………」」
俺と夜美はスカさんのアジトで鬼ごっこをしていた為、夜美が放った魔力弾がスカさんのアジトをボロボロにしてしまった。
そんな俺たちは、丁度調整の終ったゼストさんに捕まり、スカさんの前にやって来たのだった………
「まあ、損害は使っていない施設だったからよかったものの、もしまだ稼働していないナンバーズの部屋だったら…………」
「「すいません…………」」
「次から気を付けてくれ。………………まあ説教はこれくらいに、2人は初めてだよね。彼はゼスト・グランガイツ、今は私の協力者だよ」
「ゼスト・グランガイツだ、よろしく頼む」
「我は有栖夜美だ」
「俺は有栖零治です、よろしくお願いします」
「お前が黒の亡霊か…………管理局時代は世話になったな………」
「ハハハ、覚えがないです………」
ごめんなさい、よく覚えています。
「そうか?あの時はよく仕事を邪魔をされ、どれだけ迷惑だったか………」
そんな事言われてもな……………こっちだって仕事だし………
「か、過去のことなんてどうでもいいでしょう!!過去より今です!!」
「そうだな、これからの為に一戦
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ