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この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)
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圧だけで全員を引かせた。
呪文不要で手を振って払い除けようとすると、風圧が起こって実現するタイプの、可愛い魔女っ子特有の魔法?である。
「はいはい、女の子がそんな汚い言葉使っちゃあだめだよ、この怖い制服もプレイ中だけにして」
制服の上着も取られ、アーマークラスが少々上がる拳王様。ウィザードリーでもニンジャとかは何も着てない方が装甲が上がるので、鋼鉄の肉体のほうが防御力も高かった。
「あっ、ああっ、こんな人前で、それにこれが無ければカズマ様をお守りできません」
群衆に向けた鬼の表情からコロッと入れ替わって、恋する乙女の顔になり、服を脱がされるのを恥じらう化け物。
やっぱり制服の裏側には「やっぱ裏側にはドラゴンの刺繍欲しいよなあ?」「ここに短歌縫い込んで、カズマ様への愛を誓わないとよう」とか、独特のソッチ系の思考と趣味で、自分で手縫いした刺繍入り、血で染めた糸で短歌が内側に入って、死ぬの生きるの来世がどうのこうの歌った詩が書いてあり、背中には「カズマ様命!」の大看板。本性は完全にヤンキー女だった。
「言っただろ、次にあんなことしたら俺が君を殺すって」
二枚目でジゴロでホストの下衆野郎の表情をして微笑むカスマ、女の経験値だけは上がって、女を騙す手段だけは格段にレベルが上がっていた。
「ああっ、殺して、私をカズマ様の手で殺して〜〜っ」
市民も、クッサイ三文芝居を見て引いた。
「君はもう俺が捕まえたからね? 刑期は永遠の無期懲役。日中の作業に清掃とか洗濯、食事の支度もしてもらうよ」
言葉は違ったがプロポーズされていると気付いて真っ赤になり、目も合わせられずにモジモジしながら抵抗してみる。
「でも、まだ世界を制圧した平和な世界をカズマ様にプレゼントできてません」
そんな子供の戯言のような言い訳は聞かずに畳み掛けるホスト。
「毎年10ヶ月ほど俺の子供をお腹に入れて、その細い体を10キロも太らせて重くて苦しい思いもしてもらって、そしたら酸っぱいものが欲しくなったり
悪阻
(
つわり
)
もあるよね? 物凄い痛い出産痛も味わって貰うよ。それを毎年繰り返してもらって、大変な子育てもするんだ」
「あっ、ああっ」
抱きしめられて頭も撫でられ、何か「もう逃げられない、この人の腕の中からは」みたいな妄想とか、子供連れで公園とか丘の上にお弁当持って遊びに行く幻覚とかも見えてしまい現実の視界ゼロ。
脳汁も出まくって、ドーパミン、エンドロフィン、セロトニンが奏でる三重奏のハーモニーで、お花畑の中でダンスを踊り、覇者ちゃんも「私が主人公〜」になった。
「上の子が大きくなったら手伝わせてもいいけど、刑期が続いてる間はずっと子育て。それが終わったら孫の子育てもしてもらうよ?」
さっきまで鬼で悪魔で化け物で魔物で悪鬼羅刹だった女が、完全にバカみたい
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