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提督はBarにいる。
秋ナスがダメなら夏にナスを食べるのです!・その1
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 電、無言でかぶりつく……が、焼きたて熱々のナスからジュースがジュワッと溢れ出して電の口内を蹂躙する。

「〜〜〜〜〜〜〜っ!」

 あまりの熱さに声も上げられずに悶える電に、そっとハイボールのジョッキを差し出してやる早霜。受け取ってすかさず口に冷えたハイボールを流し込む。3/4程を飲み干した所で、

「殺す気か!」

 と怒鳴られてしまった。




「いや、別にお前を害そうとかしてた訳じゃねぇんだぞ?」

 調理行程を見ていたから、熱々なのは解りきっているだろうと思って何も言わなかっただけだ。

「どっちにしろ、や。熱いなら熱いって一言あっても良かったんちゃうの?」

「へいへい、悪かったよ」

 全く……等とぼやきながら、今度はふぅふぅと念入りに冷ましてからナスにかぶりつく電。熱いのにさえ気を付ければ、ナスの旨味たっぷりのジュースと明太子の塩気と辛味にマヨネーズとチーズの味も合わさって、十二分にメインのおかずを張れる仕上がりになっている。ご飯にも合うが当然酒の肴にも最高だ。電も気に入ったらしく、ハフハフいいながらかぶりつき、口一杯にその味を堪能してからハイボールを流し込んでいる。

「ハイボールお代わりや」

「結構飲んでるぞ?大丈夫かお前」

 俺の目算でだが、日本酒を4合は飲み干した後でハイボールである。

「大丈夫やて、明日非番やし。てなワケでツマミもお代わりや」

 まぁ、明日一日寝込んだにしても大丈夫か。



《シンプルに美味い!ナスのガーリックソテー》

・ナス:2本

・にんにく:3片

・オリーブオイル:大さじ3〜4

・塩:少々



 さて、作っていこう。ナスはヘタを取ったら厚さ1cm位になるように斜め切りにしてボウルに入れ、塩を振って15分程放置して灰汁抜き。

 にんにくは包丁の腹などを使って潰し、芽を取り除いておく。

 15分経ってナスの灰汁抜きが出来たら、流水で洗って絞り、水気を拭き取る。

 ガーリックオイルを作るぞ。フライパンにオリーブオイルを引いたらにんにくを入れて弱火で炒めて香りを出していく。焦げる前に取り出したら、灰汁抜きをしたナスを入れて中火で焼いていく。両面にしっかりとした焼き色が付いたら完成だ。炒めたにんにくが勿体無いなら、細かく刻んで仕上げに振りかけるといいだろう。
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