暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D/EXTELLA
戦闘校舎のフェニックス
不死身VS大英雄
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グレイフィアに頼んでいたことがある。
それは神咲君についてなんだが、それが終わったということか。

 「結果はどうだったんだいグレイフィア」

 「はい。神咲様を調べた所・・・神咲様は、先の大戦で二大天龍を倒したお方です」
・・・やはり。二大天龍を倒したのは神咲君だったのか。
試合中、私はある疑問を抱いていた。悪魔が作った異空間内を変化させ、フェニックスを圧倒できるほどの強力無比な神器。異空間の壁を破壊できる強大な力。到底一人の人間とは考えにくい。
まして二大天龍を倒した時から彼は姿かたちが一切変わっていない。彼の両親は至って普通の人間だが、あまりにも不明な点が多すぎる。
もし彼の存在が天界や堕天使に知られれば、大変なことになる。

 「いかがされますか?」

 「・・・今度の三すくみの会談を、駒王学園で執り行う。視察も含め、彼に直接話を聞きに行く。このことは公にはしないでくれ」

 「分かりました」
頭を下げたグレフィアは退出する。

 「神咲棟夜・・・君は何者なんだい」
私はグリフォンが飛行していった空を見ながら呟く。




棟夜Side
冥界の空を、俺とリアスがグリフォンの背に乗って飛行している。
時間の概念があるか分からないが、来た時と変わらず紫色だ。
ふと空を見ながらボケっとしていると、トンとリアスが身体を預けてきた。

 「ありがとう。トーヤ」

 「? 別に感謝しなくていいよ。これはみんなが望んでいた事なんだ。俺もリアスがあんないけ好かない野郎とくっつけられるのが我慢ならなかったしな」
ハハハと笑い頭をかく。しかし、リアスの顔は憂鬱だ。

 「・・・怖くなかったの?」
怖い?

 「何がだ?」

 「死ぬことが。真正面から乗り込んでくるなんて正気の沙汰じゃないわ・・・本当に怖かったんだから。あなたがライザーの炎に飲み込まれた時は息をのんだわ」

 「んー。まぁ死ぬのは怖いけどさ、でも俺が一番怖いのは自分より誰かを失うことなんだ。死なんて一瞬なんだから、死んだら死んだではい終わりってこと。俺はそうとらえてる・・・でも」
俺はリアスを撫でる。嫌がる素振りはなく黙っている。

 「現に俺は生きてる。それでいいじゃねぇか。もう終わった事なんだしさ、前向きになろうぜ」
言いたいことを告げ、俺は再び空を仰ぐ。会話が無くなり風の音が聞こえる中。

 「トーヤ」
不意に名を呼ばれた。
何だと思い顔を下げた時・・・唇に柔らかい何かが触れた。
少しして俺とリアスがキスをしているのだと理解できた。
・・・・・ハアァァァァァァァァァァァァァ!? え!? 何で!? 何故!? 何ゆえに!? 何で俺リアスとキスしてんの!? 

 「私のファーストキスよ。日本では、女の
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