戦闘校舎のフェニックス
不死身VS大英雄
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様が宣言してくれた。
勝ったのか?・・・棟夜が、ライザーに?
「トーヤ!」
すぐさま部長が羽をだして穴の開いた場所から異空間内部へ飛んでいく。気づけば全員が向かい始めている!
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!」
俺も翼をだして、ぎこちない動きで必死に飛んでいく。
棟夜side
「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、ハァ・・・ちょー疲れた」
膝が笑いそうになるのを必死に押さえつけ、立ち上がる。
俺の目の前にはうつ伏せに倒れているライザー。ああは言ったけど、さすがに全力はどうかと思ったら、7割の力で宝具を放った。おかげで異空間はボロボロだし、おまけに壁まで破壊しちゃった。
でも宝具をくらっても再生するとは、フェニックスの再生力は凄まじいね。
意識を失っているライザーに近づくと、間にレイヴェルが入り込んできて両手を広げ立ちふさがる。
だけど、体は震え目には怯えが見える。
「フゥ・・・」
俺は息を吐いて槍の切っ先をレイヴェルへ突き出す。ま、当てないがな。
「伝言。頼まれてくれないか?」
俺がそういうと、僅かに頷いた。
「文句があるなら俺のところへ来い。何時でも相手になる・・・ってさ。頼んだよ?」
とつい癖で頭を撫でてしまった。怒られると思いすぐ離れると・・・?
何故か騒がず頬を赤く染めていた。どうしたんだ一体?
その直後、異空間内が崩壊し始めた。
レイヴェルはライザーを抱きかかえ飛び去った。俺も装飾を展開し飛び立ち、穴の開いた所から出ようとした時だった。
「「「「「「「トーヤ(君)『さん』[先輩]」」」」」」」
なんとまぁ全員飛んできやがった。
「おいおい。全員で出迎えに来なくても良かったんッ」
「トーヤ!!」
「おっと!」
急にリアスが抱き着いてきた。って言うかちょっと涙声? まさか負けるとでも思ったのか? まったく心配性だな。
「リアス・・・俺が勝ったら言うことを聞いてもらう約束、覚えてるか?」
「・・・えぇ。笑ってくれって」
顔を上げたリアスには、涙がなく綺麗な笑顔だった。やっぱ笑顔だよな。
「んじゃ、さっさと地上に帰ろぜ? っと。その前に」
「きゃ!」
俺はリアスをお姫様抱っこし、魔王様のところへ飛んでいく・・・一部背後から殺気を含んだ視線を感じるが、気にしない気にしない。
途中グレイフィアさんがいたのを見つけたのでそこへ向かうが、そこには魔王様ではなく父親がいた。
俺はリアスを下ろして、父親に向かって頭を下げる。
「リアスは返してもらう。今回の騒動、私が起こした身勝手な振る舞い、大変申し訳ございません。ですが・・・これだけは覚えていてください。また今回と同じことが起きれば、俺は何度でも助けに来ます。
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