戦闘校舎のフェニックス
不死身VS大英雄
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める。
「ライザー! テメェ、自分の妹に何しやがる!?」
「黙れ! 俺は誇り高き上級悪魔、ライザー・フェニックスだ!! 人間如きに負けるわけにはいかないんだよ!!」
・・・そこまでして人間に負けたくねぇのかよ。
怒りを通り越して逆に呆れてくるぜ。上級悪魔のプライドがそうさせるのか、もしくは単なる意地か。
「ちょっ! いつまで抱きしめていますの!? 早く放しなさい!!」
「ん? ああ、すまんすまん」
顔を真っ赤にし騒ぐレイヴェルを放すと、小走りで離れ真っ赤になりながらも睨んでくる。
俺、睨まれることしたか?
・・・まぁいいか。今はライザーと決着つけるのが先だ。
「ライザー。これ以上、俺はお前と戦うつもりは無い」
「な!? どういうことだ!!」
「俺とお前の力量は戦っていて分かったはずだ。戦術も魔力も全てにおいて俺がお前より勝っている。これ以上は一方的な戦いになる事くらい、お前だって分かっているだろう?」
「ッ!!」
歯ぎしりし睨んでくる。
「そこで提案だ・・・次の一撃。次の一撃にお前の全力をぶつけてこい。俺も全力で攻撃する。それでこの戦いを終わらせる。分かったら早く回復するんだな」
「ク! レイヴェル、俺に涙を寄越せ!!」
「は、はい!」
駆け寄り小瓶を差し出すと、奪い取るようにつかみ一気に飲み干す。
すると、さっきまでの疲労が消え魔力も戻っている。
ホントずりぃ品物だな。
「人間、貴様。名はなんと言う?」
「? 神咲棟夜だ」
「そうか・・・神咲棟夜!! 貴様は人間でありながらこの俺をここまで追い込んだのは褒めてやろう! 次の一撃、俺の全魔力を注ぎ込んだ最高の一撃で貴様に勝つ!!」
高らかに叫ぶライザー。直後、ライザーを中心に炎が集まり巨大なフェニックスを模る。大きい、校舎をゆうに超える大きさだ。
これならば宝具を使うのに等しい。
「神々の王の慈悲をしれ」
身体に纏っていた黄金の鎧が弾け飛ぶ。
「インドラよ、刮目しろ。絶滅とは是、この一刺」
槍を掲げると目の前に魔力が雷光と化し集約された。
そして、同時に最後の一撃を放つ!!
「フェニックス称えられた我が一族の業火! その身で受け異空間ごと燃え尽きろーーーーッ!!」
「灼きつくせ――日輪よ、死に随え≪ヴァサヴィ・シャクティ!!≫」
全てを燃やし尽くそうとする巨大なフェニックスに、紅き雷が空を駆け激突する
−ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!−
直後、巨大な爆発が起きて目の前が白く染まる。
一誠side
棟夜にライザーの炎が直撃後、炎を竜巻が形成された中から、赤い外套を着た姿じゃなく、白髪と赤と青のオッド
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