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ブレイブソード×ブレイズソウル~偽剣と共に歩む者~
目覚めだすナニカ
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ているのもあって発動するのも容易い
…曰く、余り魔力を込めすぎると身体が爆発四散するとかなんとか…(グラムサンタ談)

…気を取り直し、次は手に持った魔剣に魔力を流し込む
すると、いつものように白い輝きが生まれ刀身から魔法陣が現れる
この状態から色々と派生して攻撃や防御に使うのだが…これは無意識に出来ているので余り練習する意味は無いか

後は魔力弾の生成、だが…どーも俺は魔力弾の適性が無いらしく、出来ても数個が限界だ
これだけはいくら練習を重ねても上達しなかった…うん、しなかったからといって毎回冥獣を差し向けるのはやめて欲しいんだ、うん
死ぬ気でやれば出来る、とかじゃないから、やる前に死んじゃうから

他にもBlazeDriveの練習…とかがあるのだが…まぁ今ここでやるのは流石にダメだろう、被害がとんでもない事になる

「マスター?」

「…っと、ん?なんだ?」
意識を切り替え、顔を上げる
グラムサンタの方を見ると少し不思議そうな顔でコチラを見ていた
「急に魔力を纏ったり纏わせたりしてるものだから、どうしたのかと思ったのよ」
「ただの練習だよ」
「あら感心ね、それだけ余力が残ってるならまだやれるわよね?」
「今日はもー勘弁」

両手を上げながら無理無理、と言わんばかりに手のひらをパタパタと動かす

「私も今更な事を言うけれど…この森もかなり異常ね」
「…?何がだ?」
「考えてもみなさい、冥獣がこんなに短期間で100は軽く出現してるのよ?
そんな危険な場所、とっくに封鎖されてる筈よ」
「前までは全く冥獣なんて居なかった筈なんだけどな…」

「休眠でもしていたのでしょうね、それを私の魔力波で起こしてしまった、って所でしょう」
「十中八九最初の歪みの時のせいですね、わかります」

あの時は酷かった、ホントに酷かった
吹き飛ばされるわ追い掛けられるわで散々だったわ…

「それでマスター、気付いてるかしら?」
「何g…「ガガガガガッ!!!」…あー、なんだろ、こんな事に慣れてきてしまった自分が怖い」

死角からの弾丸を魔剣を盾にして防ぐ、それも全く後ろを振り返らずに
ホントに化け物じみてきたよね、俺の身体…

そこで漸く振り返り魔弾の射手を見据える
そこには何時ぞやのアルバレスト冥獣が佇んでいた、
確かに倒したはずなんだけどな…

「やっぱり、甘かったみたいね」
小さな舌打ちと共に苦い表情でグラムサンタが呟く
「あの時ちゃんと消滅させられてなかったせいね、失敗だわ…」

【…………】
圧倒的な程の魔力を解放している【ソレ】はジリジリと距離を詰めて来る
身体は傷だらけだが、力は以前よりも増している…いや、増しているなんて話じゃない
―――これは


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