第五章 Over World
事情と宴と始まりの情報
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「ん〜〜〜〜!!疲れたなァ!!」
「お疲れ様です」
シンクのことも考え、こっちの世界の座標は最初に転送された学校の校庭にしている。
そこでショウが腕を上げて身体を伸ばし、ティアナが労をねぎらった。
そこからシンクは自宅まで送ってもらって帰宅。
また後日「EARTH」に遊びに来るらしい。
そして、五代は久しぶりに蒔風に会いに行くらしい。
火野もついてくるそうだ。
というか連絡したらいつの間にか一条たちもこっちにいた。
「ここ最近世界の結合が簡単になってません?」
「あー、俺が赤銅消した時、周りの世界ごと切り取って食ったからな。そのユガミでいろんな因果が引っ張られてんだろ」
とはショウの言葉。
まあクウガの世界は一回彼らが廻った世界なので、もともと結合はしやすかったらしいが。
「映司ん所はWと繋がってたしな」
「あ、左さんたちですか?」
「そそ。風都とかもこっちにあるし、なるべくしてなった、ってことかな?」
「そっかぁ・・・じゃあ、こいつの戻し方もわかるかな?」
移動中の車の中、チャリ、とそう言いながら映司が取り出したのは、二枚に割れたタカメダル。
それこそ、彼の相棒、鳥類系グリード・アンクの意志が宿ったメダルだ。
今でこそ割れているが、彼は必ずいつか元に戻ると信じている。
「・・・・・映司、心当たりがあるんだが、聞いてみるか?」
「え?」
ハンドルを切りながら、ショウが火野に語る。
そのメダルを元に戻せるかもしれない、と。
「ホントですか!?」
「実際戻るかどうかはわからない。そもそもメダルとなにも関係ないし、ほんの少しキーワードが似ているだけだからもしかしたらひょっとしてきっとそうだといいなぁ・・・・くらいのものだが」
「それってほとんど内容なものじゃないかい?」
「そこ、突っ込みしない。さて、火野映司。行ってみるかい?その土地に」
「行きます!!」
「いい返事だ」
後部座席で意気込む映司。
まあ、実際行くのはあいさつが終わって、いろんな人と仲良くなってからだが。
「ああ大丈夫。まだ時間はあるから」
「? それで、どこです?」
ショウの言葉に疑問を感じながらも、その土地の名を聞く映司。
口が開かれ、そこから出てきた土地の名は―――――
「見滝原市。そこで、新たなる欲望がお前を待っている」
行き先は決まった。
だが、その物語のスタートはまだ少し先である。
to be continued
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