第五章 Over World
事情と宴と始まりの情報
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、事の次第を説明した。
すなわち
『「EARTH」対ビスコッティ・ガレット連合の戦!?何考えてんだお前!!』
「だってそっちの方が手っ取り早いだろ。楽しそうだし」
そう、折角大きな戦にするなら、この際「EARTH」も協力して騒ごうぜ!!ということらしい。
それに今回最大世界とこのフロニャルドもつながるのだ。
それを記念した何がしかがあってもいいだろう、というのがショウの考え。
『楽しそうってお前・・・・』
だが蒔風は渋々とした顔だ。
ちなみにモニターに映る蒔風の顔は幼くなっている。
外見は小学三年生くらい。
おそらくは時空管理局の映画撮影の合間なのだろう。
シャマルの協力で、変身魔法をかけてもらっているのだ。
「あーもー、うるさい。本心は?」
『いいぞもっとやれ』
「だろーな」
『ま、そうはいってもこっちは今映画撮影で忙しいぞ?いろいろと用意もあるだろうし』
確かに、現状では「EARTH」のメンバーも揃えにくい。
季節の変わり目ということもあり、クラウドは宅配業に忙しいし、理樹や一刀、観鈴は学校の試験もある。
蒔風は映画で忙しいとなると、メンバーが揃えられるのはまだまだ先の話になる。
「そんなこともあろうかと!!こっちもほうの話は付けてあるさ」
グッ、と拳を握るショウ。
実は彼、すでにレオンミシェリやミルヒオーレには話を通してあるのだ。
だが異世界からの、しかも勇者シンクと同じ世界の、さらにはあの魔獣を食い止めた人たちとなれば、それ相応の歓迎をしたいとのことだ。
その為、諸々の準備期間が必要とあり、戦は三か月後に開催する予定らしい。
『ん、それくらいなら映画も終わるな。こっちは二ヶ月の予定だし』
「だろ?ちゃーんと考えてるって」
『ホントかよ・・・』
若干呆れがちな蒔風だが、話の内容は大体わかった。
そうなるとここ数か月のスケジュールはミッチミチだ。
「じゃ、オレらはそろそろ帰るわ」
『あいよ。気を付けてな』
プツン
そこで、通信を切ってみんなの所に戻るショウ。
振り返ると、最大世界に帰還するメンバーがそろっていた。
最初のメンバーに五代と映司、シンクを含めた7人だ。
三か月後であるならば、シンクも一度帰ることにしたらしい。
手紙や電話は出来るようにするらしいので、まだ話ができるね、と手を取り合ってはしゃぎ、再開の約束をして呆気なく彼らは元の世界に帰っていく。
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