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世界をめぐる、銀白の翼
第五章 Over World
事情と宴と始まりの情報
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せいですし」


「・・・・・火野映司」

「はい?」

「すまん、ありがとう。やっぱお前味方だわ」

「ショウさん!!」

「映司ッッ!!」

ガシィッッ!!


ショウと映司に、男の友情が結ばれた!!
テーレッテテー!!




「で?これからどうするんだ?」

「これからですか?」

「そう。元はと言えば、俺たちシンクを追ってここに来たんだし」

「あ、そうですよね・・・・」



宴会も終わりに近づき、壁に寄り掛かって立ち話を始めるショウとシンク。

つまり、元の世界への帰還の話だ。


「本来だと儀式・勇者召喚で招かれたものは16日以内なら帰還することができる。その際、この世界での記憶を失ってしまうことになる」

「えぇ!?」

「まあ回避方法はあるから問題ないけど・・・」



そう、この地に伝わる勇者召喚は、本来ならそう言うものだ。
最も、ショウの言うとおり回避方法がないわけではない。


三名以上の者に勇者から贈り物(元の世界での勇者の持ち物がふさわしい)を送る。
その三名とは別に、召喚主(この場合はミルヒオーレ)に、贈り物と再来の約束状を渡す。


この事柄で、元の世界に戻っても勇者は記憶を取り戻すことができる。
再召喚まで数か月置かねばならないが、またフロニャルドに来ることもできるのだ。


しかし


「ま、オレらがいるからそんな心配はいらないし、そもそも自由に行き来だってできるだろ。世界はつながったんだし」

「「「ホントですか!?」」」


その言葉に、シンクだけでなくミルヒオーレにリコッタまでもが飛びついて歓喜した。
その重さにショウはバランスを崩し、床に倒れ込んでしまった。


「ドゥフォ!?」という声と肺の中の空気を吐き出して倒れるショウ。

何やってんだかと呆れながら、食器洗ってくださいと催促するティアナは鬼だと思う。


「あ、でもレオ閣下が考えてる戦には参加したいなぁ」

「ん?お詫びに、ってやつか?」

「はい」

「ふーむ」


それを聞き、顎に手を当て考え込むショウ。

そうしてから数秒して、そうだ、と顔を上げて提案してきた。


「じゃあでっかくやるか?」

「え?」



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『コラショウお前!!勝手なこと決めてんじゃねぇ!!』

「大丈夫だろ。「EARTH」暇だし」

『そういう問題じゃない!!』



宴会から夜が明けた翌日。



ショウは蒔風に向かって通信を繋げ
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