第五章 Over World
事情と宴と始まりの情報
[4/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
せいですし」
「・・・・・火野映司」
「はい?」
「すまん、ありがとう。やっぱお前味方だわ」
「ショウさん!!」
「映司ッッ!!」
ガシィッッ!!
ショウと映司に、男の友情が結ばれた!!
テーレッテテー!!
「で?これからどうするんだ?」
「これからですか?」
「そう。元はと言えば、俺たちシンクを追ってここに来たんだし」
「あ、そうですよね・・・・」
宴会も終わりに近づき、壁に寄り掛かって立ち話を始めるショウとシンク。
つまり、元の世界への帰還の話だ。
「本来だと儀式・勇者召喚で招かれたものは16日以内なら帰還することができる。その際、この世界での記憶を失ってしまうことになる」
「えぇ!?」
「まあ回避方法はあるから問題ないけど・・・」
そう、この地に伝わる勇者召喚は、本来ならそう言うものだ。
最も、ショウの言うとおり回避方法がないわけではない。
三名以上の者に勇者から贈り物(元の世界での勇者の持ち物がふさわしい)を送る。
その三名とは別に、召喚主(この場合はミルヒオーレ)に、贈り物と再来の約束状を渡す。
この事柄で、元の世界に戻っても勇者は記憶を取り戻すことができる。
再召喚まで数か月置かねばならないが、またフロニャルドに来ることもできるのだ。
しかし
「ま、オレらがいるからそんな心配はいらないし、そもそも自由に行き来だってできるだろ。世界はつながったんだし」
「「「ホントですか!?」」」
その言葉に、シンクだけでなくミルヒオーレにリコッタまでもが飛びついて歓喜した。
その重さにショウはバランスを崩し、床に倒れ込んでしまった。
「ドゥフォ!?」という声と肺の中の空気を吐き出して倒れるショウ。
何やってんだかと呆れながら、食器洗ってくださいと催促するティアナは鬼だと思う。
「あ、でもレオ閣下が考えてる戦には参加したいなぁ」
「ん?お詫びに、ってやつか?」
「はい」
「ふーむ」
それを聞き、顎に手を当て考え込むショウ。
そうしてから数秒して、そうだ、と顔を上げて提案してきた。
「じゃあでっかくやるか?」
「え?」
------------------------------------------------------------
『コラショウお前!!勝手なこと決めてんじゃねぇ!!』
「大丈夫だろ。「EARTH」暇だし」
『そういう問題じゃない!!』
宴会から夜が明けた翌日。
ショウは蒔風に向かって通信を繋げ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ