第五章 Over World
いろいろと始まる
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「全管理世界の十代の子供たちが参加する大会かぁ。地区予選だけでも大変なことになるな」
「ああ。まずあいつらはそれを勝ち抜いて行かなきゃいけねぇ。あいつらが出場するのはミッド中央地区戦。あとは・・・まあパンフでも見とけ」
「サンキュ。なになに?げえ、それぞれの地区戦を勝ち抜いて行ってもさらに他のと合わせて17地区で20人を選抜するんだってさ」
「それでさらにミッドチルダのほかの地区戦との戦いで3人に絞って・・・・?」
「つまりラウンド1でここら辺の地区、ラウンド2でもう少し大きな区切りでの地区、そしてラウンド3でミッド全体での戦いがあるわけ」
「で、最期に各世界の代表戦?スケールデカすぎるだろ。そもそもこの最大世界だけで何人いるんだよ」
「あー、そこはほら。魔導師の大会だからさ、地域は絞られるんじゃない?」
「なるほど」
ちなみにこの大会にはCLASS 3以上のデバイス所持を求められる。
これは大会の安全性を求めるためだ。
「アインハルトもアスティオンを手に入れたし、いよいよこれから、だな」
そうしていると、ヴィヴィオがアインハルトと一緒にスパーリングを始めていた。
どうやら交代制で、負け抜けでやっていくらしい。
「にしてもあんな小っちゃい子があーんなおっきくなっちゃうなんてね」
「大人モードか?魔導師には珍しいことじゃないな」
そんなことを言っても始めてみるのは驚く。
何せ最初に見せた時、ヴィヴィオは悪乗りして―――――
『うォォォオオオオオオ!!!』
ビキビキビキビキッッ!!!
『なに!?全然ファンシーじゃないよ〜!!!』
だった。
無論、ノーヴェに拳骨を食らった。
そうこうしていると、スパーが終わったようだ。
アインハルトの勝利である。
そのあとリオが向かい、善戦するも紙一重で敗北。
コロナは少し相手をしてもらってから、やはり負けてしまった。
「アインハルトさん強〜い」
「コロナさんは自分が戦うタイプではないのでしょうがないですよ」
「う〜、でもまだ勝てないのはちょっと悔しいなぁ」
「ねー。私たち二人が連続していってもダメだったなんて」
そうして、勝ち抜いてしまったアインハルトが水分を取ってもう一本やりますか?とヴィヴィオに手を伸ばす。
しかし
「じゃあ私やる〜!」
「ゆ、唯子さん!?」
自分の手を掴んできた相手、唯子にびっくりするアインハルト。
一方の唯子はニッコニコだ。
「うーん、やっぱりかわいい!!ってか私より胸デカくない?このっ、このっ!!」
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