暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第五章 Over World
命名放浪
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グヴォン

『というわけで、決定!!発表します!!』


「「うわぁオッッ!?」」



「EARTH」局長室。
その部屋に行きなり(巨大)空中モニターがあらわれて、そこから「奴」の大きな声が響いてきた。

グダグダと仕事をづつけていたアリス、蒔風はいきなりの出来事に飛び上がって悲鳴を上げて驚いた。
蒔風は椅子からひっくり返っている。



ちなみにこの映像、「EARTH」内のあらゆるモニター、そして「EARTH」に関連するメンバーすべての手持ちの通信機にも流れていた。
行っておくが、場合によってはサイバーテロである。



「おい!!全回線通信なんてお前に権限ないだろ!!」

「でもあなた権限ありますよね?」

「まあな。この俺の指紋承認で・・・あぁ!!!」

「ま、そういうことでしょうね」




『今回一緒に名前を考えてくれたのは、仮面ライダーレンゲルこと上条睦月君です!!』

「ど、どうも」




「あの人何気に影響力ありますね」

「ああ、将来は大物だ」



それでも落ち着いて書類に目を通し、ハンコなりサインなりをして仕事を進めていく蒔風。

モニターの中では話が進んでいく。






『今日、めでたく俺の名前が決まりました!ありがとう、睦月君!!』


「オレらも考えたぞー!!」

「俺の案も聞いてみてくれー」


『シャラッ!!見えてんだからな!?お前らのフロップメチャクチャなネタばっか書いてんじゃねーか!!!』


「ぶーぶー」



各場所で声が上がる。
だがそれを「奴」は声を荒げて押しとどめた。


『というわけで、発表。俺の名前は――――――』






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「ショウ。ちょっとこの話なんだけど」

「あ?どうしたよ」



「EARTH」食堂
そこで蒔風と、元「奴」・ショウが一つの報告書を見ていた。

蒔風がそれを手渡し、受け取ったショウが、蒔風から跳ねた担担麺のスープから避難させよるように自分の前に持ってくる。



「なになに・・・・次元転送の観測あり?」

「そう。どうやらどっかの世界が干渉して来たみたいなんだ」

「干渉?それなら時空管理局の仕事だろう」

「いや、それがな」


机に置く報告書。
その一部を(スープがつかないように)箸で指す蒔
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