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世界をめぐる、銀白の翼
第五章 Over World
命名放浪
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ますよ!!」

「俺にはたくさんの仕事がある気がしたが、そんなことはなかったぜ!!!(キラっ!)」


ダッ!!

「逃げる!!」

「逃がさん」

ガシッ!!


「うわーん!!助けてぇ〜!!」




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「というわけでここまで来ました」

「なにがだね」



「奴」が名前を求めてやってきたのは、リトルバスターズの元。
彼等の学校の、彼等が使っている部室だ。



ここにいるメンバーは鈴、小毬、クド、そしてその三人に鼻息の荒い来ヶ谷の四人だ。
ちなみに「奴」が来た時点で、来ヶ谷は前に立ち三人を守る形。



「んー、俺はもうその気ないんだけどなぁ」


頭を掻きながら、「奴」が気の抜けた声を出す。
そうしながらも、要件を話す。


「名前ですかー?」

「そう。なにかないか?」




他の三人はそれでも考えてくれたのがいいところだろう。


「蒔風さんUです!!」

「蒔風さんその二?」

「蒔風舜ダブルツインマークUセカンド」



「お前らは「その二」っつー考えを捨ててくれ」


「予備舜」

「予備軍みたいな感じに言うな」


「奴」は泣いていい。




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「通しませんよォォォおお・・・!!!」

「倒してしまっても構わんのだろう?」


局長室
そこには荒ぶる鷹のポーズをとるアリスと、そこを突破しようとする蒔風がいた。


「フッ!!!」



蒔風、ダッシュ。

アリスの脇の下を転がって飛び出そうとする蒔風。
だが、アリスは広げた腕を一気に閉じ、飛び掛かる形でそれを抑えこみにかかる。

が、蒔風はアリスの片腕に脚を突きだし、その手首に当てて進攻を防ぐ。
そうしてできた隙間から転がり出て、部屋と廊下の境界線を踏み越した瞬間――――!!!


ドゥンッッ!!!

「ぎゃぁ!?」

地雷が爆発した。
いや、実際の威力はクラッカー程度だが、それが目の前で、しかも蒔風はしゃがんでいたのだ。

悲鳴のような声を上げて、前に飛び出すはずが逆にへたり込んでしまった。



立ち上がるのは一瞬。
しかし、その一瞬でまたアリスにつかまって部屋に投げ込まれた。


「誰だあんなの設置しやがったの!?」

「「奴」さんでしょうねぇ」

「あいつか!!というか名前決めない
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